2009年 サイベースクラシック

藍、寒さに耐えながら60位タイと少し出遅れ

2009/05/15 13:26
初日はパットが決まらず60位タイと出遅れた宮里藍(Hunter Martin/Getty Images)

米国女子ツアー「サイベースクラシック」の初日。宮里藍は8時32分に1番ホールからルイス・フライバーグと韓国の金美賢とスタート。午前中は雨が降ったり止んだりのあいにくの空模様になり、気温も低くスイング時以外はポケットに手を入れて暖をとりながらのラウンドとなった。

2 番でショートアイアンでの2打目でグリーン手前に外した宮里は、2mのパーパットを外しボギーが先行してしまった。しかし、続く3番パー3で魅せた。ユーティリティの4番で放ったティショットはピンに向かって一直線。あわやホールインワンというショットで楽々バーディを奪いイーブンパーに戻す。

ところが、4番でグリーンのガードバンカーから寄せきれずボギーを叩き再びオーバーパーへ。7番パー5では、残り102ヤードの3打目を52度のウェッジでピン右下1.5mにつけバーディ。前半をイーブンパーで折り返したが、後半15番でボギーを叩き1オーバーの60位タイで初日のラウンドを終えた。

「引き続きショットもいい感じで来ている。前半でバーディパットをもう少し決めたかった。(ラインの)読みが難しいですね。ポアナ独特の色にすごく惑わされている感じ。しっかりラインを決めて打ってはいるけど、カップをかすめるのが何回かあった」。バーディパットが決まらず苦しいラウンドとなったが、自身のライン読みなど修正点をすぐさま分析した。

「コーチからスイングの線はきれいと言われたので、それなら大丈夫かな、と。ショットは全体的に悪くないので、あとはいくつパットを沈められるか。(明日のパットで鍵になるのは?)ちょっとした読みの問題。考えすぎず、迷いを残さず打つのが大事」と話す宮里。先週は2日目に大きくスコアを伸ばしているだけに、バーディラッシュも期待される。

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