2011年 全米シニアプロ選手権

室田淳「自分のゴルフをするのみ」メジャー優勝に王手!

2011/05/29 10:07
首位タイで3日目を終えた室田淳。日本ファンの期待を背負って、メジャー最終日へと挑む!(Andy Lyons/Getty Images)

ケンタッキー州にあるバルハラゴルフクラブで開催されている、米国チャンピオンズツアーのメジャー第2戦「全米シニアプロ選手権」、2日目のサスペンデッドによる未消化ホールと併せて行われた3日目。70位タイのカットラインで、日本勢では、室田淳倉本昌弘加瀬秀樹の3選手が決勝ラウンドに進出した。

3日目、初日から首位をキープしている日本の室田と、ヘイル・アーウィンが通算9アンダーで首位タイに並び、最終日を迎える。2日目まで好調をキープしていた室田だったが、この日は3バーディ3ボギー1ダブルボギーの2オーバーでホールアウト。途中、背中に痛みが走り、呼吸さえもままならなくなるアクシデントに見舞われた。2日目を終えた時点で、後続と4打あったその差は1打に迫られ、難コースを前に苦戦を強いられながらも首位をキープしている。

「今日はパープレーでラウンドすることに集中していた。11番(のボギー)と、12番(のダブルボギー)は悔やまれる。背中の痛みは医者に診てもらうほどではないので、少しの休養をとって、明日に臨む」。数々のレジェンドを残してきたアーウィン、トム・ワトソンとの最終日の優勝争いについて聞かれると、「(2人と)ラウンドできることはとても幸せだ。今日はあまり良いゴルフができなかったが、明日は自分のゴルフをする。前や後ろに誰が回ろうと、室田のゴルフ、室田のゲームをする」と勝利への執心を胸に、ビッグタイトルを懸けて明日に挑む。

続く通算8アンダーの単独3位にはトム・ワトソン、通算7アンダーの単独4位には、トレバー・ドッズが続いている。予選通過を果たした倉本は通算6オーバーの56位タイ、加瀬は通算11オーバーの72位タイで3日目を終えている。

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