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16歳アマチュアのK.ヒュージュが最年少優勝!

◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント最終日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6,511ヤード(パー72)

女子ツアー史上3人目のアマチュア優勝者が誕生した。通算6アンダー6位タイ、首位とは7打差でスタートした韓国のアマチュア、キム・ヒョージュが11バーディを奪い、通算17アンダーで逆転優勝を果たした。

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アマチュアでツアー優勝を果たしたのは1973年「トヨトミカップ」での清元登子、2003年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」での宮里藍以来3人目となる。ヒョージュは現在16歳332日、2003年「ミヤギテレビ-」で宮里が記録した18歳101日という最年少優勝記録を大幅に更新した。

通算13アンダーの単独2位には佐伯三貴、通算11アンダーの3位タイには一ノ瀬優希服部真夕全美貞の3選手が並んだ。横峯さくらは通算9アンダーの7位タイでフィニッシュしている。

<記録尽くめのアマチュア優勝、キム・ヒョージュ

2位に5打差のリードを持ってスタートした服部真夕が逃げ切るか、それとも賞金ランキング首位に立つ全美貞(韓国)、さらに同じく最終組でラウンドする今季2勝の李知姫(韓国)が逆転するかと、多くのギャラリーは最終組の戦いを予想していた。ところが、「ナイスバーディ!」という掛け声が聞こえてきたのは、最終組の1つ前ばかりだった。

1番パー5で1.5m、2番ではチップインバーディ、ギャラリーの声援を浴びていたのはホステスプロの森田理香子でも、ツアー通算3勝の宋ボベ(韓国)でもなく、大好きなブルーのウェアを纏った16歳のアマチュア、キム・ヒョージュだった。続く3番(パー3)では4mのバーディパットがカップの淵で止まり、ギャラリーからため息。しかし、4番(パー5)からは怒涛の4連続バーディを奪い、周囲はざわめき始めた。

9番でバーディを奪い通算12アンダーとすると、ついに首位に並んだヒョージュ。後半も4つのバーディを奪い、ボギーはなし。日本ツアー初参戦のアマチュアが、面白いようにスコアを伸ばして逆転優勝を果たした。日本語はまったくわからず、今回頼んだ六甲国際のハウスキャディとはほとんど会話もなく、クラブ選択もライン読みも1人で行った。

1ラウンドで11バーディはツアータイ記録だが、11アンダー「61」は最小ストローク記録を更新。4日間72ホールでの通算17アンダーは、2002年「ニチレイカップワールドレディス」での不動裕理と並ぶタイ記録。プロ転向についてはじっくり考えるというヒョージュだが、来年この大会にはディフェンディングチャンピオンとして帰ってくることを誓った。

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