もしもあなたが国内メジャー大会のピン位置を決められるとしたら、どんなシナリオでピンを決めますか？ 今年で第83回を迎える「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」では、 ３日目の16番ホールのグリーンで、みなさんの投票数の最も多かったゾーンにピンを切る、《ピン決め投票》を初めて実施します。ゾーンは全部で４カ所。各ゾーンに特色があって、難易度も違います。 スコアを思い切り伸ばさせてあげるか？ 逆に、難しいゾーンに切って選手を悩ませたいか？ ムービングサタデーと言われる３日目、それも佳境のキーポイントとなるホールのドラマに参加してみてください。 みなさまの投票結果が、タイトルを狙う選手たちのゲームプランを左右する大きな鍵となります。きっと、投票した方も、大会を見る臨場感が今までと違ってくるでしょう。 伝統あるメジャーの歴史の１ページに、是非、参加してください。公益法人日本プロゴルフ協会会長 倉本昌弘
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池との距離から「難しい」と感じる人もいるかも知れないが、最もバーディチャンスになりやすいと考える。
プロのレベルになると、池にさえ入れなければ、今回の４択の中では唯一、パーオンを逃してもバーディを諦めずに済むピンポジションといえるだろう。
また、グリーンも傾斜のかからないエリアが広く、ピンに対しどの方向につけてもさほど差はない。
ただ、その分、取りこぼしは痛い。ベタピンにつけてくるアイアンショットに注目して楽しみたい。
バーディを狙うことよりもパーをセーブすることが最優先になるピンポジションといえる。このホールはセカンドショットを考えると、ティショットで右の池越えを狙うのは得策ではない。
フェアウェイ左側に平らな部分があるので、多くの選手はドライバーを使わないだろう。グリーンを狙うのは、おそらく８番、９番アイアン。
このピン位置だと、右側に外した場合のリスクは大きく、多くの選手が左側のセンター方向をターゲットにしてくるだろう。
ここは「リスク」と「報酬」のバランスが玄人好み。ピンの奥側が下っているように見えるエリアで、定石に見えるピン手前からの攻略も、距離を残すとファーストパットが厄介になる。
ただ、セカンドショットを奥のバンカーに入れると、パーセーブするのは至難の業。グリーンを正確に捕える高度なアイアンショット、パッティングの技術が問われ、
最終日を前に「勝負の分かれ道」にもなる、油断ならないピンポジションといえる。
グリーンのほぼセンターに位置するピンポジション。ハザードとなるものも周辺になく、ティショット、セカンドショットを含めて、求められるショットの許容範囲は広い。
フェードの球筋を持っている選手は特に有利で、このピンポジションでは、特にバーディをとっておきたいホールとなる。
ナイスショットを２つ続けた選手とミスをした選手との差は出にくいピン位置だが、崩れかけた選手が落ち着きを取り戻すなど、決戦の最終日へ転機にもなり得る。
