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3位に後退の片山晋呉「最終組に大きな意味がある」

国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」で予選2日間首位を守った片山晋呉が、3日目にスコアを4つ落して通算5アンダーの単独3位に後退した。しかし、ホールアウト後の片山の表情は、悔しさよりも満足感を漂わせていた。

強風がコース内を吹き抜けるコンディションに、アンダーパーでラウンドしたのは4人だけ。多くの選手がスコアを落す状態に「みんな大変だからしょうがない。この状況ならパープレーみたいなもんでしょ」と話す。

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4番パー5ではティショットをフェアウェイ右サイドの池に入れるなど、前日までの片山では考えられないようなミスショットも飛び出した。しかし、ラウンド中の片山は「あれがもっていかれちゃ、しょうがないよね」などとキャディと話しながら、風との戦いを楽しんでいるようだった。

「優勝争いの中の最終組だし、スコアを落しても最終組にいるから大きな意味があると思います。勝ちにこだわって勝つにはどうしたらいいか、それだけです」。昨年、一昨年の片山ならば「あんなミスしちゃうんだから僕もまだまだだよね・・・」などと、一つのミスショットを悔やむコメントが出るところだが、この日は「勝つためには」と、勝利への意欲を前面に出した。大会初日から高まるモチベーションを3位に後退した今も、最終組で戦えるということで維持している。現在首位とは2打差だが、ツアー通算26勝の片山としては、高山忠洋、そして石川遼を再逆転する秘策を考えているはずだ。

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2011年 東建ホームメイトカップ



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