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2011年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

「何も入ってくれなかった」。タイガー、9位へ後退

首位とは3打差の3位タイからスタートしたタイガー・ウッズはグリーン回りで苦しみうまく流れを掴むことができなかった。第3ラウンドは4つのボギーに対しバーディは僅か2つのみ。前半は1番と4番でボギー。3番で下りのパットを沈めてバーディを奪うもののチャンスホールとなる2番、8番のパー5でバーディを獲る事ができなかった。バックナインでは我慢強くプレーを続けるもののスピード感が合わず11番で3パット(ボギー)、15番でも3パット(パー)とした。後半のバーディは13番での2オン2パットバーディのみ。そして最終ホールでも2打目をグリーン奥に外してしまいボギーフィニッシュ。スタート時の通算7アンダーから2つ後退して通算5アンダーとしたタイガーはリーダーを独走するマキロイ(通算12アンダー)とは7打差。9位タイという位置で残り18ホールを戦うことになる。

前日上がりの11ホール中7つのバーディ(ノーボギー)でリーダーボードを駆け上がってきたタイガーはいきなりスタートホールでつまずいた。3番ウッドでのしっかりとフェアウエーウッドを捕らえたティショットは不運にも砂入りディボットで止まってしまう。2打目はグリーン右手前に外してしまい、そこからアプローチも3メートルショート。パーパットはカップの左を抜けていきボギースタート。4番でも右からのアプローチを失敗してしまいボギー。11番ではパーパットを左に引っかけてしまい3パット。15番では左サイドから2打目をフックボールでうまくグリーンを捕らえることに成功するが、ここでも3パットとしてしまいバーディを奪うことができなかった。

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プレー後のインタビューでタイガーは「ショットの打感は良かったです。ショットの問題ではありませんでした。何も入ってくれませんでした。明日は前半で良い結果を出さないといけません。まだチャンスはあると思っています。」と語っていた。

タイガーはパッティングのスピード感がずれていてショートするケースが多かった。タイガー自身は「全く入らなかった」という「ぼやき」モードだったがタイガーらしくないチッピングのミスが目立った3日目だった。前半は1番、3番、4番、8番でアプローチをうまく寄せることができず残した長め距離のパットに負担がかかっていた。後半に入っても17番(バンカーショット)、18番とボールを捕まえる打音はとてもタイガーがいつも披露するようなきっちりした音ではなく「ダフリ気味」の音だった。大会前から心配されていたアプローチの弱点がくっきりと表れてしまった。

マキロイとの7打差はもちろん大差となるがリーダーの戦い次第ではまだまだ混戦模様になる可能性を残している。これまでメジャー優勝のないマキロイのスイングリズムが早くなりドローボールの度合いが増え左へのミスが出てくる事は十分に考えられる。タイガーの最終日、2番と8番でのバーディは絶対条件。最低でも10アンダーまでスコアーを伸ばさないとチャンスはないだろう。タイガーの前半バーディチャージを期待したい。

★ラウンド データ
71-66-74 = 211(通算5アンダー)
3日目
74(2オーバー)
フロントナイン 37(1オーバー)
バックナイン 37(1オーバー)
・バーディ: 2ホール
・パー: 12ホール
・ボギー: 4ホール
・パー3: 通算1オーバー
・パー4: 通算2オーバー
・パー5: 通算1アンダー
・フェアウエーキープ率: 50.00% (14ホール中 12ホール)
・パーオン率: 85.71% (18ホール中 11ホール)
・合計パット数: 33パット(3パット 2回)
・ドライビングディスタンス 2ホール平均 292.50ヤード

アンディー和田
(ゴルフチャンネルトーナメント解説者)

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