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「自分にも何か出来ることを」金庚泰が1,000万円の義援金を寄付

2010年の賞金王タイトルを獲得した金庚泰(韓国)が、来週のマスターズトーナメントへの出国を控える中、31日に韓国からの日帰りという強行スケジュールで来日し、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の事務所を訪れた。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震直後に、金は義援金として1,000万円を送ることを表明していたが、この義援金を、自らの手でJGTOに届けたいとの想いで今回の来日を決めた。大きな大会を控え、金自身のコンディションも懸念されるところだが、マスターズも勿論大事であるという一方、今は日本に来ることが優先だという本人の意思がそうさせたという。

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過密なスケジュールをぬっての来日に関して「こういう形で寄付するにあたって、ただ口座に振り込むのではなく、直接渡したかった。日本でプレーした1年間、日本の皆さんに自分を温かく受け入れてもらったり、声援を頂いたり本当に感謝しています。その皆さんから貰ったものを“心”という面で、色々な方々に直接お返したかった」と、通訳を介して述べた。

1,000万円という額については「正直(数字で見れば)大きな金額です。昨年賞金王のタイトルを取ることが出来たけど、(日本でプレーして)お金以上に得たものが大きい。被災された方のことを思うと、(この額は)ほんの足しにしかならないと思っているので、十分なお金だとは思っていません」と説明した。

金は「皆さん、頑張ってください」という拙い日本語ながら、祈りにも似た深切な言葉で締めくくり、記者会見場を後にした。

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2011年 東北地方太平洋沖地震



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