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遼「今年が一番ワクワク」 米ツアーに向けて渡米!

「今年が、一番ワクワクしています――」。石川遼が5日(土)、米国ツアー出場に向けて渡米した。17日から始まる「ノーザントラストオープン」を皮切りに、4月7日開幕の「マスターズ」を含めた6試合に出場。その間は日本に戻ることはなく、約2ヶ月に渡る長期滞在となる。

このオフシーズンは、新潟、中部地方、沖縄と3度の合宿を敢行。トレーニングからボールの打ち込みまでゴルフ漬けの日々を送り、「素晴らしい調整ができたし、やるべきことはしっかりとできた」と準備に抜かりはない。さらに「09、10年の日本ツアーで、思った以上の成績を出せたことが自信にもなっている。3度目(3年目)のUSPGAツアーで慣れた部分もあると思うし、良い方向にいけばいい」と、込み上げる“ワクワク感”の理由を明かした。

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そして話題は、3年連続出場となる「マスターズ」へ。「2010年大会が終わった後も、すべてマスターズに向けて1年を戦ってきた。今年は、今まで体験したことのない領域でプレーしたい」。つまりは初の予選突破、そして、さらなる高み。さらに石川は、これまでには無かったほどの、海外ツアーへの強い決意を口にする。「この2ヶ月は、自分の中でかなり大切。強い気持を入れていきたい」。

その一因が、昨年8月の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」だ。自身も含めた5人の日本勢が、決勝ラウンドに残ることなく全滅。「これが長く続くと、日本のファンも“レベルが違う”と思ってしまう。いくら頑張っても、結果を出して証明しなくてはいけない。“日本のゴルファーがここまでできるんだ”と発信したいし、その部分でもやりがいを感じています」と、気持ちを昂ぶらせる。“石川遼”である以前に、“日本人”として世界に強さをアピールすること。これも、石川を奮い立たせる1つの要素となっているようだ。

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