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今年も、世界レベルの海外勢が日本ツアーに流入

昨年のファイナルクォリファイングトーナメント(QT)の結果を覚えているだろうか。当事は無名に近かったアン・ソンジュの2位を始め、上位4人すべてが韓国人プレーヤー。うち3人が初シードを手にし、周知の通り、アンが賞金女王を手にする激動のシーズンとなった。

そして今年。通算11アンダーでトップ通過を果たしたのは、ワールドランキング43位、今年の米国女子ツアー賞金ランキング34位のパク・ヒヨン。3年間の米国ツアー転戦を経て、「若いうちに、いろいろな経験をしたいと思った」と日本ツアーへの挑戦を決意した。現在は日本に専念という考えはないようで、朴仁妃のような、日米ツアーの両立を目指している。とはいえ、その実力は計り知れないものがあるだけに、日本勢にとっては脅威の存在となりそうだ。

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通算9アンダーで2位突破した中国のフェン・サンサンも、昨年の米国女子ツアー賞金ランク36位の実力者。3位突破の大城さつきは通算5アンダーと、この2人のプレーが大きく抜けていたことは明らかだ。そして、10位タイで突破した今年の韓国女子ツアー賞金女王、イ・ボミ。「これから韓国に帰って、日本語を一生懸命勉強したい」と、今後は日本ツアーで戦おうという気構えも十分。「身長が低いわりには、距離は出ると思う」という得意のショットを武器に、日本ツアーでの席巻を狙う。

今年も昨年と同様、世界レベルの海外選手が数多くQTを突破した。賞金女王奪還に挑む日本勢にとっては、正念場のシーズンとなりそうだ。

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