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2010年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/12〜08/15 場所:ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)

ミラクルパーの連続/2日目のタイガー・ウッズ

初日に続き濃霧の影響でプレー開始が遅れてしまった大会2日目、タイガー・ウッズの第2ラウンドは午後5時45分にティオフ。夕方の気温は26度前後、南南東方向からの風が強く吹くコンディションとなっていた。

第2ラウンドは午後7時28分に日没サスペンドとなる中、タイガーは6ホールを消化。6ホールをすべてパーとしたタイガーは通算1アンダーをキープ。順位は暫定で37位タイ、トップとは7打差という位置。明日の大会3日目、第2ラウンドの残りは明朝7時(現地時間)から再開。タイガーは7番ホールから残りの12ホールをプレーしてから午後に第3ラウンドをプレーすることになる。

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前日よりも強い風が吹き荒れた湖畔コースでタイガーは粘り強いアプローチでパーを拾い続けた。最初の4ホールはタイガーが苦手としている左からのアゲンストの風が続いていく。1番で2オン2パットのパーとしたあと2番ではドライバーでのティショットを右にプッシュアウト。深いバンカーからの2打目は90ヤードしか前方に進めることができず
ボールはカート道の上という大ピンチ。ここでタイガーは3番ウッドで強振をみせてグリーン右手前まで持ってくるミラクルショットを披露。4打目のアプローチはあわやチップインという見事なタッチでパーをセーブ。続く3番パー3ではグリーン左下に落としてしまうもののふわりと上げるソフトタッチのショットで寄せてパー。距離が長い上にアゲンストの風に向かって進んでいく難しい4番では2打目をグリーン右のラフに打ち込んでしまう。 3打目はロブショットでここしかないという場所にボールを落としワンパットのパーで切り抜ける。フォローの風となるパー5、5番では右バンカー越えのショートカットを狙ったが少しキャリーが足りなかった。バンカーは越えたもののボールのライは悪く結局このホールはバーディを奪うことができずに4オン1パットのパー。タイガーにとって2日目の最終ホールとなった6番はティの位置が30ヤード前方設定で325ヤードではフォローの風に乗せてワンオン狙いとなった。3番ウッドでのショットはうまくクラブの芯でボールを捕らえることができずにグリーン右下にショート。低い位置から打ち上げていくセカンドショットは絶妙のタッチでピン右1.5メートルに寄せることに成功。しかしこのバーディパットはカップに蹴られてしまいバーディならず。

タイガーがプレーをした6ホール中でボギーになってもおかしくないピンチが4ホール。 このトラブルをすべてパーで凌いだのはタイガーらしい・・というかタイガーしかできないミラクルパーの連続だった。もちろん暗くなっていた最後6番でバーディパットを沈める事ができなかったのは悔しかっただろうが、今日の内容を考えるとある程度満足はしているはず。明日は第2ラウンドの残り12ホールと午後から第3ラウンドをプレーという
長丁場が待っている。追いかける立場のタイガーがどこまで攻めるゴルフをするか、それとも我慢強くパーセンテージのゴルフに徹して狭いエリアを狙わずにくるのだろうか・・・。明日は今夜降ると予想されている大雨の影響でグリーンはかなり軟らかくなる。グリーンが軟らかくなると直接ピンにキャリーで攻めていける分スコアを伸ばしやすい展開になるはず。問題はフェアウェイも軟らかくなるということで低い球で転がすというタイガーの「スティンガー」攻めがどこまで有効に使ってくるかどうか・・明日はタイガーのティショットの球の高さにも注目したい。

★ラウンド データ
第2ラウンド(6ホールのみ)
・スコア: イーブンパー(通算1アンダー)
・バーディ: 0ホール
・パー: 6ホール
・ボギー: 0ホール

・パー3: イーブンパー
・パー4: イーブンパー
・パー5: イーブンパー

・フェアウエーキープ率: 40.00% (5ホール中 2ホール)
・パーオン率: 33.33% (6ホール中 2ホール)
・合計パット数: 8パット(1パット 4回、2パット 2回)

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