2年ぶりの出場となる石川遼。来週の「日本オープン」も見据えた重要な一戦となる

石川遼にとっては、2年ぶりの出場となる「キヤノンオープン」。戸塚CCとの久々の再会に対し、「こんなにグリーンが難しかったかな」と印象の変化を口にした。「ところどころ、受けているグリーンがある。アイアンは止まりやすいけど、奥に付いた途端に難しいラインになる。2年前には、あまり警戒しなかった部分。今年はしっかりマネージメントしていきたい」。開幕前日のプロアマ戦では入念にグリーンの転がりをチェックし、初日に向けて最後の調整を行った。

賞金ランクトップの座を奪回して迎える、高額賞金のトーナメントが続く秋の陣。例年、この時期から一気に加速する感のある石川だが、「海外の試合が減って体を良い状態にキープしやすいのもあるし、シーズンを半分戦って試合勘が熟されつつある時期」と、自分なりの理由を明かす。来週には「日本オープン」も控えており、「ショットを良い状態で迎えるためにも、今週は大きな意味を持っていると思う」と、強い意気込みを見せていた。

その、調子のバロメーターであるドライバーも好調な様子。「ドライバーは先週よりも意識して上半身と下半身に力を入れ、躍動的に打つことを心がけています。ドライバーに関しては、今週の方が振れていますね」。距離の長いパー4や636ヤードのパー5（16番）が待ち構える戸塚CC。飛距離のアドバンテージを活かした攻めのプレーに、高い期待が寄せられそうだ。