昨年のバッバ・ワトソンは最終ホールの劇的なバンカーショットで優勝を引き寄せた （Getty Images）

世界ゴルフ選手権シリーズの今年最終戦となる「WGC HSBCチャンピオンズ」が、11月5日（木）から8日（日）までの4日間、中国・上海郊外にあるシェシャンインターナショナルGCで開催される。米ツアーの2015-16年シーズン第4戦であり、欧州ツアーにとっては、レース・トゥ・ドバイのファイナルシリーズ第2戦。賞金総額850万ドル、優勝賞金140万ドルのビッグイベントだ。

昨年は、バッバ・ワトソンが劇的なWGC初制覇を成し遂げた。72ホール目となった18番でバンカーから直接沈めるイーグルを奪って首位に並ぶと、ティム・クラーク（南アフリカ）とのプレーオフ1ホール目に6mのバーディパットを沈めて勝負を決めた。

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また、岩田寛が優勝と1打差の3位タイに入り、今年の米ツアー出場権に大きく前進した大会であることも記憶に新しい。

今年もフィールドは豪華。世界ランク3位でレース・トゥ・ドバイランキング1位のロリー・マキロイ（北アイルランド）が参戦するほか、前年覇者のワトソンは、昨年のフェデックスカップチャンピオンのジョーダン・スピース、2013年の同チャンピオンのヘンリック・ステンソン（スウェーデン）と予選同組となった。

また、日本からは前週マレーシアで優勝争いを演じたばかりの松山英樹に加え、昨年3位の岩田寛、「日本オープン」を制した小平智が出場する。現在国内ツアーで賞金レースを独走するキム・キョンテ（韓国）のプレーにも注目だ。

予選ラウンドでは、松山がパトリック・リード、セルヒオ・ガルシア（スペイン）と同組、小平がトーマス・ピータース（ベルギー）、ジェームス・モリソン（イングランド）と同組、岩田がダニー・チア（マレーシア）、アレックス・ノレン（スウェーデン）と同組でプレーすることになった。

【主な出場予定選手】バッバ・ワトソン、ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、アダム・スコット、ジャスティン・トーマス、ケビン・ナ、アニルバン・ラヒリ、松山英樹、岩田寛、小平智、キム・キョンテ