【WORLD】エビアンマスターズのメジャー昇格の是非
2000年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
ガルシアが好スタート、ミケルソンもまずまず。日本勢ではなんとジャンボが10位タイ発進
初日は強風のマスターズだった。雲ひとつない上空を吹き荒れ、木々の間を舞い、グリーンでは体を揺らした。
いつにも増してタフなコンディションだった。今年は1.5インチのラフがかなりフェアウェイをタイトに狭めていた。例年以上にスコアは伸びないだろうという予想がもっぱらだった。
しかしそんな前評判をくつがえすようにトム・レーマンがスコアをぐいぐいと伸ばしたが、やはり最終ホールでは一気に後退しての3アンダー69。また最近くすぶり加減だったセルヒオ・ガルシアは一変しての2アンダー70。好調ミケルソンも1アンダーと好位置で初日を終えた。注目のタイガー・ウッズはアーメンコーナー12番でトリプルを叩くなど3オーバー39位タイ。不本意なスタートを切った。
日本勢ではメガネでガラリと雰囲気を変えた最年長ジャンボ尾崎が2バーディ2ボギーとステディなプレーで72。7年ぶり挑戦の尾崎直道は39位。期待のかかった丸山茂樹はバーディが取れず、インで苦しんでの76。ちょっと辛い初日となった。
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雰囲気が対照的だったのは丸山茂樹、尾崎直道の二人とジャンボ尾崎。結果的にスコアのパッとしなかった丸山、直道が終始明るく、それぞれが一緒の組の誰かしらと親しげに話をしては笑っていたのに対し、ジャンボはひたすら寡黙。但し、ジャンボはウェアの上下どころか、キャディバッグからドライバーのシャフトまで統一された紫色で、これはさすがに目立った。ちょっと違った意味でパトロンたちの注視の的。
しかし本当に注目をあびたのは夢の組合わせ、二クラス、パーマー、プレイヤーの3人、往年のビッグ3だろう。一日通してギャラリーが一番多かったし、どのホールでも常にスタンディングオベーションで迎えられた。とにかく楽しい。場の空気を盛り上げるカリスマの3人。プレー内容も見応えがあり、特にニクラスなどは終盤までイーブンパーのペースだったから凄い。まだまだ十分レギュラーでやれるのではないか・・とさえ思えて来る。