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これが世界のゴルフだ! スーパーショットの連発に1万5000人総立ち!

世界中のゴルフファンが注目する今年のワールドカップは、期待通りの激しい優勝争いとなった。トータル24アンダーで4チームが並びプレーオフとなったが、まず24アンダーでフィニッシュしたのは、この日7アンダーをマークしたデンマーク。T.ビヨーンS.ハンセンペアが、ノーボギーでスコアを伸ばしてきた。

そして、最終組の1つ前でラウンドしたE.エルスR.グーセンの南アフリカ。順調にスコアを伸ばしてきたが、17番パー3でボギーを叩き22アンダーに後退した。18番はイーグルを取るしかないという状況で、グーセンのセカンドショットはピン横2メートルにピタリと止まった。そして、エルスがしっかりと決め24アンダーに追いついた。

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2日目の4サムで6バーディを奪い単独首位に立ったニュージーランドは、ボギー先行と苦しいラウンドになったが、後半にD.スメイルが難しいバーディパットを沈め、スコアを2つ伸ばして24アンダーはキープした。

ニュージーランドと最終組でラウンドしたのが、ディフェンディングチャンピオンのアメリカチームだった。最終日のアメリカは前半9ホールは全てパー、ドラマは全て後半のホールに始まった。

15番から3ホール連続でバーディを奪い22アンダーまで伸ばして、最終18番ホールに入った。ティショットはウッズが300ヤードオーバーのショットでフェアウェイを捕らえ、セカンドはデュバルがグリーンを狙った。しかし、前日同じようなライから池に入れてしまったが、そのときと同じような弾道になってしまい、ボールはグリーン右側の斜面に止まった。

下り斜面でピンまでは下り傾斜、グリーンに直接落とすと、グリーンの反対側まで転がりそうなところで、ウッズは手前の斜面にボールをぶつけたのだ。1、2バウンドしてグリーン面に這い上がったボールはなんと、そのままカップに吸い込まれた。

つめかけた大ギャラリーは絶叫、立ち上がって拍手を送った。これを見てしまったニュージーランドのM.キャンベルはバーディパットを外し、4チームのプレーオフとなったのだ。

プレーオフ1ホール目は18番ホールが使用され、4チーム共にティショットでフェアウェイを捕らえられなかった。アメリカとニュージーランドは2オンできずパーになったが、デンマーク、南アフリカはバーディを奪い次の14番ホールへ。ここで、ウッズ自身の3連覇、ウッズ、デュバル組での2年連続優勝はなくなった。

そして14番ホールでは、ティショットでグーセンがフェアウェイを捕らえたのに対し、ビヨーンは右の林に入れてしまった。何とかパーチャンスにつけたが、この4日間1つもボギーを叩かずにラウンドしたデンマークが、最も大事なところでボギーを叩いてしまった。優勝の瞬間、満面の笑みを浮かべたエルスは、「この1年間勝てなかったが、最後に優勝できて本当に嬉しい」。

前日3位に後退はしたが、充分に優勝を狙える位置にいた伊沢利光と丸山茂樹の日本。しかし、4サムのこの日はスコアを伸ばせず、逆に2つスコアを落として終盤に入った。最終18番ではあわやイーグルという場面も合ったが、この日イーブンパーは、通算18アンダーで11位となった。最後に順位を下げてしまったが、ホスト国としてアメリカや南アフリカを苦しめ、大会自体を盛り上げるには充分な成績だったのではないか。

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2001年 WGC EMCワールドカップ



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