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「2億円稼いだ」骨董品級のシャフトも 久保谷健一のクラブとゴルフ哲学

5年ぶりの優勝を遂げた久保谷健一

大会名:パナソニックオープン選手権
日時:2017年4月20日(木)~4月23日(日)
開催コース:千葉カントリークラブ梅郷コース(千葉)
優勝者:久保谷健一

最終日を23パットの7アンダー「64」で回って、6打差を逆転した久保谷健一。前回の優勝となった2012年の「日本オープン」でも、最終日に6打差を逆転したが、今年はその5年シードの最終年。この優勝で、再び2019年までの長期シードを確保した。

久保谷のキャディバッグを見てみると、14本中12本は契約するアキラプロダクツのもの。パターを除くと唯一となるアキラ以外のクラブが、2001年に発売されたキャロウェイゴルフのビッグバーサ・スチールヘッド・プラスというフェアウェイウッドだ。シャフトはアルディラ社のALDALITEが差してあり、「あのおかけで2億円くらい稼いでいるかな。骨董品のなかの骨董品。もうあんなシャフトは売っていないし、壊れるまで使うと思う。僕のゴルフのバロメーターというか、あれがダメなときは何を打ってもダメ」という、他には代えがたい一品だ。

ここ数年は腰痛に悩まされ、いまも毎日のケアは欠かせない。練習の虫と言われてきたが、翌日のことを考えて、早めに練習を切り上げることも余儀なくされる歳になった。「折角ティショットを良いところに打っても、簡単にボギーを打っちゃうようなのは嫌ですね・・・」とぼやく。だが、久保谷がショットに望む精度は、それほど高いものではない。

「グリーンに載れば良いんですよ。あとはパッティングが良ければ、どのコースに行ったって、それで何とかなりますから」と割り切っている。「僕は『バーディを獲る』のがプロゴルファーではないと思っている。アマチュアよりも『ボギーをなかなか打たない』のがプロゴルファー。バーディ合戦というよりも、これからもボギーを打たないことに徹すると思いますね」

最後にもうひとつ。久保谷が初優勝を飾った1997年。翌週に出場した「日本プロゴルフ選手権」で予選落ちに終わると、一緒に回った尾崎健夫に釘を刺された。「『勝った次の週に予選落ちだけは絶対するな。そんなのは本物じゃない』って言われて。『勝ってからが大事だ』と。それがずっと頭に残っていますね」以降、優勝翌週に予選落ちすることはなくなった。

「一難去って…じゃないですけど、何が一番大事かというと、勝ったばかりに見られ方も変わってくる。パナソニックオープンを勝った久保谷って、どんなゴルフをするんだろうって。調子良くもないのに…。そこでガタガタって行きたくない。そこを乗り越えないといけないなって思いますね」。45歳のベテランは喜びよりも責任感に、表情を強ばらせていた。

<最終日の使用ギア一覧>
ドライバー:アキラプロダクツ H-510ドライバー プロトタイプ(10度)
※シャフト:グラファイトデザインツアーAD PT-7X (硬さX 長さ44.75インチ)
フェアウェイウッド:キャロウェイゴルフ スチールヘッドプラス3+(3番13度)、アキラプロダクツ TV-317 フェアウェイウッド プロトタイプ(5番17度)
ユーティリティ:アキラプロダクツ ix-H21 プロトタイプ(2番19度)
アイアン:アキラプロダクツ KS-601アイアン プロトタイプ (4番~PW )
ウェッジ:アキラプロダクツ H-552ウェッジ(52度)、H-558ウェッジ(58度)プロトタイプ
パター:オデッセイ ホワイトホット RX パター #1
ボール:タイトリスト PRO V1Xボール


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