国内男子ツアーの初戦を制したソン・ヨンハン。低弾道で放たれるショットは安定感抜群だ

日時：2016年1月28日（木）～2月1日（月）※悪天候で順延
開催コース：セントーサゴルフクラブ（シンガポール）
優勝者：ソン・ヨンハン（韓国）

国内男子ツアーのシーズンインを告げるアジアシリーズの初戦。アジア屈指の難コースでの戦いを、昨季の新人王が制した。世界ランキング1位のジョーダン・スピースが参戦したアジアンツアーとの共同主管競技は、連日夕方に雷雲が接近し、サスペンデッド続きで“5日間”競技となったが、ソンは月曜日に持ち越された最終ラウンドの残り3ホールをすべてパーでまとめて逃げ切った。

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身長は179cmとポテンシャル十分な体格の持ち主は、ショットの飛距離よりも正確性、パッティング能力の高さで勝負。低弾道のボールが持ち味で、昨季の平均ストローク70.72は全体7位と安定感の高さを誇った。甘いマスクで、日本では既に女性を中心に人気が浸透し始めている。

＜最終日コメント＞
「（月曜日は最終ラウンドの16番、3.5mのパーパットから再開）きのうはパットのことばかり考えてよく眠れませんでした。夕食も食べられませんでした。きのうだけは、（2位にいた）ジョーダン・スピースのことが嫌いなっていました（笑）。特別な一週間になりました。世界ランク1位の選手を倒したんですから。こういうこともゴルフでは起こるんです」

＜最終日の使用ギア一覧＞
ドライバー：ピン G ドライバー（ロフト：9度）
※シャフト：グラファイトデザイン ツアーAD DI-7 S
フェアウェイウッド：ピン G フェアウェイウッド（3番14.5度、5番17.5度）
ユーティリティ：ダンロップ スリクソン Z H45 ハイブリッドユーティリティ（19度）
アイアン：ピン i アイアン（4番）
アイアン：ピン S55 アイアン（5番－PW）
ウェッジ：ピン グライド ウェッジ（52、58度）
パター：ピン プロトタイプ
ボール：タイトリスト プロV1ボール（2015年）