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325ydを記録したトヨタジュニアのドラコン王

2016/06/16 12:13

愛知県の中京ゴルフ倶楽部石野コースで開催されている「2016トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL」は本戦の開幕前に、出場選手たちによるドラコン大会を開催するのが恒例となっている。12日(日)に行われた今年のドラコンでは、男子の部で15人中13人が300yd超えを記録。女子の部は9人中3人が270yd以上の記録を出し、プロ顔負けの飛距離を披露した。

最長の325ydをマークして男子ドラコン王となったのは、スウェーデンのヨハネス・アクセルだった。「ゴルフ仲間のなかでも、飛距離はナンバー1。今回のドラコンも自信がありました」と語る18歳は身長193cm。「もちろん、体の大きさはアドバンテージになると思いますが、小さい人もスイングスピードを上げることはできます。自分にある力をできるだけ引き出してスイングすることが、飛ばす秘訣です」とし、ロングヒッターの称号を勝ち取るに至ったゴルフ歴を振り返ってくれた。

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ゴルフを始めたのは3歳。「家族全員がゴルフをしていて、もっぱらプレーを楽しんでやっていただけですね」といい、12歳ぐらいまではそんなに飛ぶ方ではなかったそうだ。転機は、試合に出るようになり、同世代と競い合うようになったこと。「トーナメントのために、しっかり練習しました。練習場では、できるだけ強く振るように意識していました」。負けず嫌いに火が付いた。

試行錯誤の中で気が付いたのは「重要なのは下半身。上半身だと思われがちですけど」ということ。「飛ばしたいときは、ダウンスイングでいったん体全体を低くして、インパクトの瞬間に体を上げていきます。スクワットのような状態から、ヒザを少し伸ばすような意識です」。現在に比べれば小さかった体をフルに使って、誰よりも遠くへボールを飛ばす工夫を重ねたという。

「もちろん打点が安定しないので、現在は試合でこういうスイングはしませんけど。試合ではフルパワーでは振らず、あくまで練習場や本当に飛ばしたいときだけです」

冬は「雪が降っているので練習できません」というスウェーデンの土地柄もあって、飛ばしの工夫はクラブを使わないで行うトレーニング内容にも及ぶ。「スクワットなどの筋トレを冬の間にしています。また、メディシンボールのような重いものをゴルフスイングのようにして投げるのもいい。これをやったあとに、軽いクラブを振ると、スイングスピードがどんどん上がっていることを実感できる」と話してくれた。

世界中からそれぞれに研鑽を積んだ選手が集まるジュニアワールドカップ。けた違いの飛距離という刺激にとどまらず、日本人選手たちが参考にできる要素はたくさんある。

トヨタジュニアゴルフワールドカップ公式サイト

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