プレーオフ5ホールに及ぶ戦いを制し優勝を掴んだ藤田寛之

地元福岡での大会。中学生時代から観戦に訪れるなど思い入れのある試合でツアー17勝目を達成した。最終日に6ストローク伸ばした藤田は最終組のホールアウトを1時間以上待ってからのプレーオフ。その1ホール目から4ホール目までは常に劣勢だった。しかし粘りのゴルフでパーを拾い続け、5ホール目でリャン・ウェンチョンがパーセーブできずに勝利。優勝インタビューで初めて見せた涙が印象的だった。

今季複数回優勝一番乗りで賞金ランキングは2位に浮上。その他部門別ランキングでは目立った成績がないものの、平均パット数は5位（1.7365）と上位をキープ。今大会では、高麗グリーン対策としてエースパターを封印し、ボールの回転を優先したマレットタイプのフューチュラを使用。エースとはバランスが違うため、ストロークに気をつけながらパッティングを行い見事77ホールの戦いを制した。

＜藤田寛之の使用ギア一覧＞
ドライバー：ヤマハ インプレス RMX ツアーモデル ドライバー（ロフト9.5度）／三菱レイヨン ディアマナ R70（45.25インチ フレックス／S）
FW：キャロウェイ X2 HOT（3番）、ヤマハ RMX フェアウェイウッド（5番）
UT：タイトリスト 913H ユーティリティ（ロフト21度、24度）
アイアン：ヤマハ インプレスRMX ツアーモデルCBプロトタイプ（5番－PW）
ウェッジ：タイトリスト ボーケイデザイン SM5ウェッジ（53度、58.5度）
パター：スコッティキャメロン フューチュラ プロトタイプ
ボール：タイトリスト PRO V1