今年の後半に発売予定と見られるオデッセイのニューモデル

初夏の国内ツアー会場でオデッセイのニューモデルが、“ちょっとだけ”ベールを脱いだ。昨秋、池田勇太らの勝利を支えた「メタルXミルド」シリーズは、一般発表される直前まで、ツアープロたちはソール部分に「？マーク」が散りばめられた異色デザインのモデルを使用。「あれはいったい何？」と大いに話題を呼んだのだが、またしても、謎に包まれたパターが投入された。

「セガサミーカップ」の会場で、限定的にプロに手渡されたニューモデル。シルバーのヘッドには、ソールに“前作”と同じ「？マーク」に加え、今作には「＄マーク」が確認できた。詳細発表前とあって、歯切れの悪いオデッセイブランドの担当者は「パット・イズ・マネー」とポツリ。遊び心は健在ってことね。

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今作の最重要ポイントは、同ブランドが得意とするフェースインサートの改良にありそうだ。長年、愛されてきたホワイトホットのインサートに、楕円形型の穴が無数にくりぬかれたシルバーの極薄プレートが張り付けられている。ソフトなホワイトホットのフィーリングをそのままに、よりボールの打ち出しや転がりを良くしたインサートらしい。打感もホワイトホットより若干硬く、しっかりした打音が響いた。

ヘッド全体は、太陽光の反射を防ぐべく、マット（艶消し）加工が施されている。ちなみに、グリップは左手部分（右利き順手の場合）が、一般的なタイプよりも太く設計されていた。

ヘッドの形状は、いまのところ3種類。オーソドックスなピン型の「＃2」のほか、マレットタイプ「＃6M」は、これまでのラインナップには見られなかったモデルで、上から見るとスッキリとした顔立ち。依然としてブームが続く「＃7」は、クランクネックになっていた。

正式リリースは夏から秋となる見通し。日本限定モデルのため、国内でのツアープロの動向が気になるところ。真価は果たして…？