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【WORLD】活発だったオフの契約市場

Golf World(2013年1月28日号)texted by Michael Johnson

2013年のシーズンは多くの用具契約(または再契約)でスタートした。NFLのコーチたちにとって大晦日は“ブラック・マンデー”で、本格的なシャッフルが行われるとき。しかしその翌日になると、ゴルフ界では違ったシャッフルが始まった。そのひとつが、選手の用具契約変更だ。

2013年の契約変更は数多くあり、活発で迅速だった。12人以上の選手が契約変更したり、再契約を締結。この数にははロリー・マキロイのナイキ移籍は含まれていない(ナイキは1月14日にアブダビで一大発表があると認めていたが)。そして、マキロイが年末でタイトリストとの契約が終わり、建前上どことも契約していなかった中、ニック・ワトニーカイル・スタンリー(ナイキ)、スチュワート・シンクルーカス・グローバーライアン・ムーア(テーラーメイド)、そしてゲイリー・ウッドランド(キャロウェイ)が、新契約を締結した。

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ここまでをまとめてみると、これに加えジョン・ハーJ.J.ヘンリーがテーラーメイドと契約(同社はセルヒオ・ガルシアショーン・オヘアーと再契約)。この他、ニコラス・コルサートとクリス・カークはキャロウェイと契約し、ナイキは欧州ツアーのトービヨン・オレセンを加入させた。一方、アダムスもジェフ・オバートンの獲得に成功している。

以前は、大物プレーヤーが契約変更して苦戦していたこともあったが、現在はそれも減少。メーカーのカスタムクラブが進化したことと、選手たちが契約前にクラブを適正評価するようになったことがその理由だ。

スタンリーを例にとると、ナイキの20XI-Xボールは彼が望むスピン量を持っていなかったそうだが、その一方でクラブをしっかりテストし、適応させた。スタンリーによれば「僕のシーズンは12月9日に終わったから、それまで古いクラブを使っていた。ここまでセットをチェックしたことはないと思うよ。シーズン終了前から用具をかなり試すことができた。新たなシーズンを迎えるに当たり、クラブに不安を持ちたくはなかった」という。

ウッドランドもキャロウェイゴルフのスタッフプレーヤーであるフィル・ミケルソンに同社とクラブについて調査。「フィルは良いことしか言わなかったよ。キャロウェイは若いアスリートゴルファーを探していたらしく、僕にもピッタリだと思った」(ウッドランド)。これはヨネックスからキャロウェイに最近契約を変えた石川遼もその条件に当てはまる。

そしてマキロイ。この契約は直ちに発表されるべきだった。マキロイの契約発表をもって、このシャッフルは終焉したのだろうから。

米国ゴルフダイジェスト社提携
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