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「いま僕はココにいます」Vol.6 フィリピン編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・23歳。2012年のプロデビューから5年間で巡った国の数は20以上。活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。世界を旅することこそが、幼い頃からの夢だった。傍らにはキャディバッグと小さなスーツケース。ゴルフで旅する渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、マニラにいます。

仲良しのミゲル・タブエナという選手に誘われて、「ソレイル フィリピンオープン」に参戦することに決めました。以前はアジアンツアーのスケジュールに組み込まれていましたが、今年はフィリピンツアーだけでの開催。それでも賞金総額35万ドル(約4000万円)がかかった試合なんですよ。それにしても、コースがとにかく難しい…。パー4は500yd前後と長いホールばかり。276ydもあるパー3もあったり…。毎日「75」で回っても、上位争いができそうな気がします。

今回はぜひ、前週のオフについて紹介させてください。年始から試合が続いたので、いったんここでリフレッシュ。一人旅でカンボジアへ初めて行ってきました。キャディバッグとスーツケースはマレーシア・クアラルンプールに置いて、リュックサックひとつだけで。お金をできるだけかけないように、飛行機はLCC(格安航空会社)。宿泊先は1泊3000円ほどのモーテルのようなところで十分。エアコンやバスタブはなくて、シャワーを浴びるとトイレや洗面台のところもビショ濡れになりましたが…(笑)。

シェムリアップ空港からの移動は、トゥクトゥク(3輪タクシー)で。運転手さんのサリーさんと仲良くなって、2泊3日の滞在中、いろんなところに連れて行っていただきました。アンコールワットで朝日も夕日も見て、他の遺跡も5、6カ所巡りました。水上生活の村では、たくさんの子どもたちと触れ合って気持ちが穏やかになりました。ガタガタの椅子に座って食べた、カンボジアのローカルの鍋もおいしかった。マレーシアに帰る際、サリーさんとの別れが本当につらかったですね…。やっぱり僕は、旅が自分の活力になります。刺激をたっぷり受けて、フィリピンでも頑張ります!

<今週のディナー>
カンボジアでのディナーは街中の屋台でビールと一緒に。カンボジアにはリエルという通貨がありますが、米ドルが使えます。ライスもスープもついて、8.8ドル(約1000円)くらいでした。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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