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2015年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:05/07〜05/10 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)

選手たちを悩ませたTPCソーグラスの“あの木”がついに撤去

By PGATOUR.COM Staff, PGATOUR.COM

「ザ・プレーヤーズ選手権」の会場でもあるTPCソーグラスのスタジアムコース。そこにあった“戦略面で重要な”木の1本が引退した。

6番ホールのティボックス右に突き出ていたライブオークには何年もの間、ティショットがぶつかっていた。だが最近では、老齢化と病気で幹に大きな亀裂が入り、張り出す枝の重みで安全面が懸念されたため、今日(10月30日)伐採されることとなった。

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「6番ホールのライブオークは、このコースのどの木よりも目立ち、1980年10月の開業以来、プロアマ両方のティショットに影響を及ぼしてきた」と言うのは、PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェム。「残念ながら、時間が経つにつれて木は弱くなり、病気にかかりやすくなってしまった。つい先日、幹のところに亀裂が見つかったため、安全面での不安があった。単に保存する手立てがなかったし、我々もそれを望んでいなかった」。

スタジアム・コースを設計したのは、ゴルフコースの設計士ピート・ダイ。彼はライブオークを6番でティショットを打つ目印にした。その木は明らかにティショットの球筋に影響を及ぼし、練習ラウンドでもかなりのプロ選手のボールがその木に当たっていた。それは特に、ティボックスが当初の設計よりもはるか後方に移動した後に顕著となった。

かなり張り出していたこともあり、6番ホールのこの木はPGAツアーのプレーヤーたち、中でも1982年からTPCソーグラスに会場を移した「ザ・プレーヤーズ選手権」の出場者には敬遠されていた。実際のところ、ここ20年にわたり、2度の大会覇者デービス・ラブIIIが大会参加時に「6番の木はまだ切ってないの?」とフィンチェムに尋ねていたのは有名な話だ。

「(6番の木は)練習ラウンドでも話題の中心だった」と、ラブIIIは言う。「ティムには常々言い続けてきたんだ。“ティボックスを後方に移動したよね。だから(その木が)前よりも低くなってるんだ”とね。ティショットを打つのは怖いよ。ボールを高く打つ選手なら、(ボールが)その木の下を通れるか気を揉むんだ。高く打つプレーヤーにとってはフェアなのかそうでないのかの分かれ目だった。第1打でトリックショットを打つプレーヤーなんて、お呼びじゃないだろ」

ラブIIIは「6番ホールは、ティショットさえ終えれば、プレーしやすいホールなんだ」と付け加える。「でもあの木は間違いなく、多くのプレーヤーが撤去されても残念だとは思わない1本だったね」

ラブIIIや多くのプロ選手にとっては、念願叶ったといったところ。今回伐採された木は幹から加工され、長年に渡ってゴルファーを悩ませ続けた証として、TPCソーグラスに展示される予定だ。

情報提供:PGA TOUR

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