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世界一パターが巧い? ヘンリーがスマホ自己暗示で「63」

By Chris Dunham and Charlie Kane, PGATOUR.COM

毎日正午になると、ラッセル・ヘンリーの電話はアラームとともに、「おれは世界一パターが巧い」という言葉を表示するように設定されている。

米ジョージア州にあるシーアイランドリゾート・シーサイドコースで、「マックグラッドリークラシック」の2日目をプレー中だったこの日も、アラームは鳴ったに違いない。だが、8バーディ1ボギーの「63」でリーダーボードを駆け上がっていた、ツアー2勝のヘンリーにそのアラームは必要なかった。

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結局、通算9アンダーとしたヘンリーは、ジョージア大時代にチームメイトだったブライアン・ハーマンほか、ブレンドン・デ・ヨングアンドリュー・スボボダに1打差をつけて単独首位に浮上した。ウィル・マッケンジーマーク・ウィルソンファビアン・ゴメスがさらに1打差の通算7アンダーで続いている。

はたして“世界一”かどうかはともかく、ヘンリーはこの日91フィート(約28m)のバーディパットを沈めた。

「自分のパッティングを信じ、楽しもうとしただけさ」とヘンリーは話した。「他人から『パターが上手だから、いつも自信を持ってパッティングしているように見える』と言われることが多かったので、言われている通りにしてみたんだ。残り2日間もこういきたいね」

スタートホールのティショットでペナルティを課され、ボギー発進となる異例の出だしに見舞われたヘンリーだが、その後はショットもほぼ完ぺきで14ホール中12ホールでフェアウェイキープ、18ホール中15ホールでパーオンに成功した。

「“63”を出すなんて、思ってもいなかったよ。最初のホールを終えた後は“オーケー、なんとか食らいついていこう。我慢強くいけば、何とかなるさ”って感じだったんだ」。

昨シーズンの「ザ・ホンダクラシック」でツアー2勝目を挙げたヘンリーは、予選落ちの回数(8回)が、トップ25入り(4回)の2倍と、成績に波がある選手の1人。とはいえフェデックスカップのプレーオフシリーズで活躍し、今シーズン初戦でも好スタートを切っている。

<その他の注目選手>

・2日目を最初の組でプレーしたデ・ヨングは「64」で今週のベストスコアをマークして、リーダーボードの頂点に立ったが…。その後ヘンリーが「63」でベストスコアを更新し、追い抜かれた。

・公傷制度を利用しているスコット・ピアシーが再びフルシード権を獲得するには、12試合でフェデックスカップの115.14ポイントを獲得する必要がある。午前中のラウンドを終えてコースを後にしたときは6位タイで、一気に95ポイントを獲得するポジションにつけていた。(注:2日目終了時点では8位タイ)

・前回覇者のクリス・カークは先月のイーストレイクでの大会(最終戦の「ツアー選手権byコカ・コーラ」)以来、4~5ラウンドしかプレーしていないという。そうして迎えた第2ラウンドではダブルボギーが先行したものの、5バーディを奪取して「67」をマーク。通算5アンダーで10位タイにつけている。

・大会ホストのデービス・ラブIIIは1アンダーで、今大会3度目の予選通過を果たした。前回出場した2012年大会では4位タイだった。

チャールズ・ハウエルIIIは2日目、4アンダーの「66」をマークし、通算2アンダーで予選通過ラインに入った。彼は「マックグラッドリークラシック」に欠かさず出場し、1度も予選落ちしたことがない4人(ブレンドン・デ・ヨングヒース・スローカムベン・カーティス)のうちの1人だ。

情報提供:PGA TOUR

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