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2014年 ドイツバンク選手権
期間:08/29〜09/01 場所:TPCボストン(マサチューセッツ州)

M.クーチャー、急死したキャディの妻に捧げる好プレー

By Helen Ross, PGATOUR.COM

TPCボストンでの「ドイツバンク選手権」に参戦中のマット・クーチャー。初日よりも2日目のほうがやりやすかったと振り返った。

今大会初日にティオフした際のクーチャーは、感情で胸が押しつぶされそうだったという。その時彼の頭にあったのは、自身のキャディであるランス・ベネットの妻アンジェラさんのことだった。アンジェラさんは大会直前の8月27日、発作を起こして突然この世を去ってしまったのだ。

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これを受け、プレーヤーやキャディは黒の帽子に濃いオレンジ色のリボンをつけて弔意を表した。濃いオレンジ色は、アンジェラが大ファンだったというテキサス大学のカラーだ。ベネットは4歳の娘と共に自宅におり、妻の突然の死を受け入れ、火曜日に行なわれる葬儀の準備を進めようとしている。

一方、クーチャーは今大会初日を「69」の好スコアでスタート。その勢いは2日目も続き、6連続バーディと猛チャージしてリーダーボードの頂点に立つ勢いだった。この日「66」をマークした彼は、通算7アンダーで3位タイにつけている。

そんなクーチャーは、今大会の予選ラウンドの間“ある種のひらめきと運命みたいなもの”を感じたとも話していた。

「今日(2日目)は初日よりもやりやすかった」と、クーチャー。「自然ななり行きなんだと思う。今日だって、ほとんどすべてのショットやホールでアンジェラのことが頭にあると感じた。でも昨日(初日)は2、3度、プレーするのがつらい時があったんだ」。

クーチャーはまた、ベネットと数回話をし、彼のもとに寄せられたというメッセージやメールに驚いたことも告白。ありとあらゆるサポートが悲しみを和らげ、また自分の仲間たちがオレンジのリボンを付けているのを見るのは、ベネットにとっても、またクーチャーにとっても非常に特別なことになっている。

「僕らはこれまで何度も、(特定の誰か/何かのために)試合でリボンを付けてきた」と、クーチャー。「今回はその相手が相手なだけに、他の誰よりも身近に感じる。一段と心が痛むし、特別なものだ。そのリボンが実際にもたらす重みを、見る人は理解していると思う。我々は何かを心に刻もうと、リボンを付けることが多い。だけど今回のそれは普段よりも堪えるね」。

クーチャーはまた、基金を設けようとしている。それは2006年から彼のキャディを務めているベネットと、彼と妻アンジェラさんの幼い娘エマちゃんのためだ。

「僕たちは数多くのチャリティイベントを行なっている。今回のそれは“チャリティ”とは違うけど、助けを必要としている友人に手を差し伸べたかったんだ」と、クーチャー。「母親を亡くした1人の子供を助けるためにもね。すべての動機は特別だ。今回のそれは僕にとっても、非常に重要な意味を持つ。ランスはPGAツアー全体における家族なんだ。それはツアーに関わる皆にとって、とても意味のあることなんだ」。

情報提供:PGA TOUR

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