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世界1位のアダム・スコット「特別な週になった」

2014/05/26 13:23

もしベン・ホーガンが生きていたら、きっとこの日のゴルフを誇りに思ったに違いない。

フォートワース出身の偉大なゴルファーは、自身の銅像が建てられているコロニアルで展開された、「クラウンプラザインビテーショナル」最終日で見られたアダム・スコットジェイソン・ダフナーとのプレーオフを楽しんだはずだ。

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世界ランキング1位のスコットは、3ホール目にバーディを奪い、プレーオフを制した。今大会の勝利により、オーストラリア出身のスコットは、ツアー史上初めてテキサスで開催されたPGAツアー4大会すべてで優勝した選手となった。また、世界ランク1位も保持している。

「優勝できて本当に満足している。このコースでの優勝は光栄なこと」と、スコット。

2013年の「マスターズ」優勝のスコット、そして2013年の「全米プロゴルフ選手権」優勝のダフナーという、直近のメジャー5大会中2つを制した者同士によるプレーオフでは、ドラマティックでスリリングな攻防が繰り広げられた。

プレーオフ1ホール目をパーとした両者だったが、2ホール目でダフナーがアプローチショットをカップまで約1.5メートルにまで近づけ、アドバンテージを獲得。しかしスコットは、4メートル弱のバーディパットを意地で決め、戦いにピリオドを打たせなかった。

「これまでもプレーオフは経験しているし、パットを決めて勝つか、家に帰るかというような状況をマッチプレーでも体験していたからね。(プレーオフ2ホール目は)そういう感じがした。決めないといけない時もあるし、実際に決められて良かったよ」。

ダフナーは、「17番(プレーオフ2ホール目)で勝てると思ったんだけれどね。彼が自分より上だったということ」と話し、潔くスコットを称えた。

そして迎えたプレーオフ3ホール目、スコットが約2メートルのバーディパットを沈め、自らの力で優勝を手繰り寄せた。スコットは同ホールでのアプローチショット時のライが、プレーオフ1ホール目でのショットで出来たディボットから50センチ程度しか離れていなかったとコメント。

「10分前に打ったショットとほぼ同じ位置からだったから、良い感じで打てた」。

ダフナーはアプローチショット時のクラブ選択に迷い、距離のあるバーディパットを決められず。大会後には「アダムは偉大な選手で、世界1位。勝つのは簡単なことではないよ」と語った。

世界ランキング1位となった週に優勝したスコットは、「今週は特別な週になった。テキサスで絶対に勝ちたいと思っていたんだ」と、心境を明かした。

スコットとダフナーは最終日を「66」の4アンダーで終え、通算9アンダーでプレーオフに進出。3位タイのニコラス・トンプソンとフレディ・ヤコブセンとは1打差だった。

今大会がプレーオフで決着したのは11回目で、2009年の大会でスティーブ・ストリッカーティム・クラークスティーブ・マリノを破って以来初。

最終18番で7メートル強のバーディパットを沈めて通算9アンダーに到達したダフナーは、「なんとか持ちこたえられて良かったし、18番でのパットが決まってホッとした」と、最終日を振り返った。

スコットは9番でダブルボギーとしたが、バック9ではボギーフリーの3アンダーでリカバリーに成功。「バック9ではミスを少なくすることを心掛けた。上手くやれたと思う」と話した。

スコットは、PGAツアーでプレーオフに進出した過去3大会でいずれも優勝を飾っている。その中には、プレーオフ2ホール目でアンヘル・カブレラに勝利し優勝した2013年の「マスターズ」も含まれている。

昨年の「全米プロゴルフ選手権」を優勝したダフナーは、プレーオフで1勝3敗。2012年にニューオーリンズで開催された「チューリッヒクラシック」では、アーニー・エルスをプレーオフで下し、PGAツアー初勝利をあげた。

情報提供:PGA TOUR

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