マイケル・パットナムが2013年のウェブドットコムツアー年間最優秀選手に選出された（McDermott/Getty Images）

PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェム氏と、ウェブドットコムツアー会長のビル・カルフィー氏は土曜日、選手間投票の結果、2013年のウェブドットコムツアーの年間最優秀選手にマイケル・パットナムが選出されたことを発表した。

ワシントン州タコマ出身のパットナムは、今季のウェブドットコムツアー公式戦で450,184ドル（およそ4,400万円）を稼ぎ、ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズン賞金王を獲得。さらに「メキシコオープン」と「ミッド・アトランティック・チャンピオンシップ」でツアー2勝を挙げた。5月下旬と6月上旬にかけてパットナムが達成した2大会連続優勝は、ツアー史上8人目となる快挙だった。

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今年30歳となったパットナムは、「メキシコオープン」から「チルドレンホスピタル選手権」までの15週間に渡って賞金王争いでトップに立ち続けた。これはツアー史上6番目の長さだった。

ペパーダイン大学出身のパットナムは、ツアー2勝の他に、4月の「サウスジョージアクラシック」で2位タイ、7月の「アルバートソンズ・ボイス・オープン」では3位タイにつけた。今シーズンはトップ10フィニッシュを9回、25位以内を14回記録し、それぞれ最多の成績を収めた。さらに出場全23試合中19試合で予選通過を果たし、年間トータルで166アンダーを記録した。

パットナムは、チェッソン・ハドリー、ベン・マーティン、ジョン・ピーターソンらライバル選手の中から、年間最優秀選手に選出されたのだ。

「PGAツアーを代表して、ウェブドットコムツアーにおける今年のマイケルの抜きん出た活躍を祝福したいと思います」と、フィンチェム氏。「彼は年間を通して最高のパフォーマンスを発揮し、この賞に相応しい活躍を見せてくれました。PGAツアーでの更なる活躍を願ってやみません。またチェッソン、ベン、ジョンの3選手も素晴らしい活躍でした。彼らのPGAツアーへの挑戦を歓迎いたします」

ジャック・ニクラス・アワードも受賞したパットナムは「共に戦った仲間による投票で、最優秀選手に選んでいただいたことを光栄に思います。今年、ウェブドットコムツアーで培った様々な経験は、PGAツアーでも成功するための最高の経験となるでしょう。ウェブドットコムツアーは素質あるゴルファーたちが切磋琢磨し合う最高のツアーで、彼らは最高の仲間です。素晴らしいトーナメントに尽力いただいた、スポンサー、ボランティアの方々、ツアースタッフの皆さんに御礼を申し上げます。これは私のみならず、今年ツアーに参加した選手全員の気持ちです」と、感謝の気持ちを述べた。

「マイケル・パットナムはウェブドットコムツアーの代表として相応しい人物です。ゴルフの技術だけでなく、メディア対応、スポンサーへの配慮、ファンや関係者への態度など、どれを取っても素晴らしい」と、カルフィー氏。「シーズン2勝や、15週間に渡って賞金王争いのトップに立ち続けただけでなく、毎週の試合で真摯なゴルフを見せてくれたマイケルは、来たるシーズンはPGAツアーに復帰します。今後の彼の更なる活躍を期待しています」。

2013年ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズン賞金王となったパットナムは、2013-2014年シーズンのPGAツアーのフルシード権を獲得し、来年5月にフロリダ州ポンテベドラビーチで開催される「ザ・プレイヤーズ選手権 at TPCソーグラス」にも招待される。

今季のパットナムの戦いを数字で振り返ってみると、パーオン率（74.31）は2位、平均スコア（69.22）は3位タイ、オール・アラウンド・ランキング（226）は6位だった。

彼は83ラウンド中60ラウンドでパー以下のスコアを記録し（72.3％）、そのうち53ラウンド（63.8%）でアンダーパーを出した。今季の最高スコアは「63」で、3度記録した。