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コースメンバーの2人がワン・ツーフィニッシュ

ライアン・パーマージョン・ロリンズは、ダラス国際空港から程近いコーリービルという街で1マイル程の距離に暮らすご近所さんだ。彼らは共にコロニアルCCのメンバーで、何度かラウンドを共にしたこともある。

そして初日を終えた「クラウンプラザインビテーショナル」で、この二人が他を圧倒している。

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午前中のラウンドだったパーマーは「62」の8アンダーで回り、午後スタートのロリンズは「63」。彼らが初日を1位、2位で終えた。モーガン・ホフマン、カナダ人の2人、デビッド・ハーンとグラハム・ディレット、そして家族がこのコースのメンバーでありこのコースの常連のジョン・ペターソンの4人が「64」で3位タイにつけている。

1959年にベン・ホーガンが優勝して以来、コースのメンバーである選手がこの大会を制したことはない。初日上位のパーマーやロリンズが、ホーガン以来となる優勝を飾ることができるか注目が集まる。

「もし、このまま決勝まで行けたらクールだよね」と、ロリンズ。

初日単独首位のパーマーは、1打差の2位で追うロリンズよりも、このコースでのプレー経験が多い。

「彼(パーマー)は今回の選手の中ではこのコースの永久的な常連だね」と、ロリンズ。「たくさんの人たちが、ライアンがこのコースのメンバーであることを知っている。でも僕がここのメンバーであることはあまり多くに知られていない。だからこの大会が終わった時、みんながそれを知ってくれるといいね」。

しかし過去の結果を見ると、2人がこの大会で善戦しているとは言い難い。

パーマーは過去9回、この大会に出場しているが、去年の5位が彼の最高位だ。ロリンズに至っては過去10回出場し、そのうち7度も予選落ちをしている。彼の最高位は2007年の24位タイだ。

しかし今日のパーマーの「62」というスコアは、初日のトーナメントタイ記録。そしてロリンズの「63」は、彼自身のこのコースでのベストスコアだ。

パーマーはスタートホールのティグラウンドで、歴代優勝者の名前が並ぶ名物の壁に自らの名前が刻まれることをイメージしただろう。「ここで戦う時は、いつもそのことを夢見るんだ」と、パーマー。「この大会こそは僕が最も力を入れる(優勝したい)大会だよ」。

そしてロリンズは、最終日にパーマーと共にバックナインでプレーしていることをイメージしている。「最終日にトップになっていたいね」と話す。

頂への道のりは、もちろん長い。そして彼らの下にはたくさんの選手たちがひしめき合っている。スコア「64」の4選手のほか、地元出身の19歳ジョーダン・スピースを含む6選手が「65」をマークした。初日を終えて38人もの選手が首位パーマーと5打差以内につける大混戦の幕開けとなった。

ルーキーのホフマンは、先週の「HPバイロンネルソン選手権」でキャリアベストとなる5位タイに入った。彼は先週の決勝ラウンドで2日続けて「66」を出しており、その勢いのまま木曜日の大会初日をラウンドした。

昨年の覇者ザック・ジョンソンと、先週のチャンピオンベ・サンムン(韓国)は、共に最終ホールでダブルボギーを叩いてしまい、「69」の1アンダーとしている。「今日は堅実な1日だったよ」と、ジョンソン。「でも抜け出すことができなかった1日とも言えるかな」と締めくくった。

情報提供:PGA TOUR

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