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2013年 ファーマーズ・インシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)

速報:「ファーマーズ・インシュランスオープン」2日目

サンディエゴ(AP通信)
タイガー・ウッズは金曜日、雨脚が強まってきた最終ホールでバーディ。彼が続く選手達に残したのは、全ての選手にとってトーレパインズでの見通しを暗くするものであった。

彼は過去に6回優勝しているこの大会で、2打差をつけて首位に立っている。ティショットは飛距離があり正確だったので、パー5のホールをうまく乗り越えることができた。今のところ、パー5のコースだけで9アンダーを稼いでいる。

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そして経験と言うことで言えば、彼を追いかける7選手に対して、PGAツアーでの74勝対0勝というアドバンテージを持っている。

ウッズは「ファーマーズインシュランス」で優勝した実績があり、決して浮かれることはないようだ。ノースコースを「65」で終え7アンダーとした後に、首位に立っていることについて尋ねられると、彼はすぐさまこう返した。「まだまだ道のりは長いからね」。

たとえそうであっても、タイガーのトーレパインズでの新たなショーの一部にすぎない。ウッズはノースコース前半での終盤4ホール、5フィートの距離につけイーグルへとつなげた5番アイアンでのショットや、ピンを直撃しバーディにつながるショットなど、ミスショットがなかった。こうしてウッズはビリー・ホーシェルに2打差をつけて、週末を迎えることになった。

2日間通算「133」の11アンダーとしているウッズは、こう語っている。「今は調子が良い感じがする。首位に立っているからね」。

昨年、PGAツアーの参加権を獲得するためにQスクールに戻らなければいけなかったホーシェルは、「69」で最終組に食い込んだ。

「今日は良い1日だったし、明日に向けてとてもワクワクしています。タイガーと一緒に回れることになりましたから」とホーシェルは言う。「タイガーが首位で、私が2位にいるということは、パーをとってホールアウトしたときにわかったんです。そうそう、だから明日が楽しみなんです」。

ウッズにとって、単独首位で週末を迎えるのは、2011年「オーストラリアオープン」以来のこと。そしてトーレパインズでの首位は2008年以来。それ以来、スウィングを変え始めてからは、この大会に参加したのは1回だけだ。

他の選手にとっては、ウッズが36ホールで首位に立っているということはもちろん、トーレパインズであるとは言え、試合が終わった訳ではない。そしてそればかりではない。ウッズは36ホールを終えて首位に立っているときは、34勝10敗の成績である。しかし、直近のトーレパインズ6大会のうち4大会で優勝を逃している。

ダスティン・ジョンソンは首位と8打差でホールアウトした後、「いつものタイガーが戻ってきた」とツイッターでつぶやいた。

ウッズは、弱い雨が降り、試合後半にわずかに風が吹く穏やかな天候の今日、600ヤード短く難易度が低いコースであるノースをプレーして、一息つくことができた。

ティショットはフェアウェイをキープしていたのだが、1度だけトラブルに見舞われた。それはパー4、8番ホールでのできごと。ドライバーショットをバンカーの難しい位置に入れてしまい、この日唯一のボギーへとつながってしまった。

ノースをプレーするときの常とう句がある。「パー5ではバーディをとり、短いパー4で更にパーを拾うこと」。ウッズは、まさにこれを実行した。

ウッズは最初の2ホールで8フィート以内のバーディパットを外していた。調子が出るまでは、ゆっくりとした前進だったが、17番ホール、25フィートのバーディパットで目を覚ました。18番では5番アイアンでのショットをピンの真横につけて、最初に迎えたパー5では2パットでバーディとし、そしてワンバウンドしたアプローチは旗にぶつかり4フィートの位置につけた。

「ボールが良く飛ぶんだ。パー5では4つのアイアンショットを打つことになる」とウッズは言う。「そこでは4つか5つのアプローチショットをちりばめることになる。そして6アンダーか7アンダーのラウンドがはっきりとイメージできる」。

ブランド・フリッチュはカナダ出身のルーキーだが、サウスコースで「67」。通算「136」の8アンダーにつける6人の集団を引っ張っている。その他の選手は、ケーシー・ウィッテンバーグ、スティーブ・マリノジミー・ウォーカー、ジョシュ・ティーター、そして2度の心臓移植を乗り越えてPGAツアーでプレーしているエリック・コンプトンである。ウッズは彼のことを、素晴らしいと評している。

前年覇者のブラント・スネデカーは、調子を落としてしまった。ノースでの「65」で幕を開けたのだが、2日目はバーディを1つしか奪うことができず、パー5のコースで2つボギーを重ねて「75」としてしまい、首位から7打差。サウスを「65」で回ったチェ・キョンジは、簡単とされているノースでパープレーを守ることができず、「73」でホールアウト、首位から5打差。

フィル・ミケルソンは、雨天の中、手を乾かすことに苦労した。サウスでの終盤2ホールを連続ボギーで終えて「71」。予選落ちとなるところだったが、首の皮一枚残った。予選通過ラインの通算「143」、1アンダーとなる選手が87名いたため、土曜日に改めてトップ70以下の選手の予選落ちが決まることになったのだ。

一方、マイク・ウィア。2011年7月以来初となる予選突破となったが、モタモタしてしまい、サウスコースを「75」でホールアウト。3アンダーで通算「141」の41位タイ。

ウッズは自身の開幕戦となる、先週のアブダビでの予選落ちを乗り越えた。

「自宅で素晴らしい練習をすることができた。練習で出来たことは、ここでも出来る。先週は2日間しかプレーしていないが、スコアが示すよりも調子自体はよく、上手くボールを打てていた。数日間練習する時間ができたし、そのおかげでとても調子が良くなってここへ来ることができたよ。」と語っている。

最終2日間は、サウスコースでの開催。雨降りの金曜は前日よりも平均スコアがひとつ下がった。グリーンはもちろん、少し易しくなるだろう。しかしコース自体は、海面に近く濡れており、距離は最大限にとられる。

「水曜日からの違いには驚かされるね」。ウォーカーは言う。「私は水曜日にプロアマ戦でサウスをまわったんだ。その時はボールが止まらなくて大変だった。そして今日は3番アイアンを打つのはそんなに気にならなかった、すぐに止まったから。アプローチではスピンをかけることができる。だから大きな違いがあるね。そして距離もだいぶ長くなっていたよ」。

ウッズを追う7人の選手はツアーで優勝したことがない。更にそのうち4人は、Qスクールかウェブドットコムツアーのどちらかで今年のツアー参加権を得なければいけなかった選手なのだ。

しかし残されたホールは36ホール。これらの7人以外にも多くの選手が優勝を争う位置にいる。最初の2日間をウッズとまわったニック・ワトニーは、イギリスのロス・フィッシャーと共にわずか4打差につけている。今年の開幕2戦で、3位タイに続いてプレーオフの敗戦を経験したチャールズ・ハウエルIIIは、サウスで「72」として首位から5打差の3位タイにつけている。

ホーシェルは何とかして土曜日の大舞台にたどり着いた。2007年のロイヤルカウンティーダウンでの「ウォーカー・カップ」をプレーしたときの経験が生きると信じている。

「そこには、私が3回競い合った男、ロリー・マキロイがいた。私たちの組は10,000~12,000名の観客に囲まれていた。残りのわずか数千人が他のグループを追っていた。だから私は群衆の中で闘うことに慣れている。タイガーと一緒にプレーするのは少し楽だと思う、なぜなら、上位グループには大きな動きが出るだろうから。メディアも言っているように、とてもエキサイティングだろう」とホーシェルは語った。

情報提供:PGA TOUR

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