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天を仰いだグリーン上 松山英樹はプレーオフ3戦目も好発進ならず

◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 初日(14日)◇コンウェイファームズGC(イリノイ州)◇7208yd(パー71)

プレーオフ初戦の「ザ・ノーザントラスト」は初日102位。2戦目の「デルテクノロジーズ選手権」は42位でのスタート。6日間のオフを挟んで開幕した第3戦(全4戦)も、松山英樹は好発進を逃した。上位がスコアを伸ばし合う中、2バーディ、3ボギーの「72」に終わり、トップとは10打差の1オーバー。出場70人(棄権1人含む)の大会で56位タイと出遅れた。

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最終18番(パー5)、2mのバーディチャンスをものにした瞬間の松山に笑顔はなかった。これが初日、18回カップに沈めた中で最も長かったパット。「良いところがなかったです。ショートゲームに」と疲労感たっぷりに答えた。

360ydと短いスタートの1番。1Wで319ydを稼いだ上に、狭い花道を捕えながら、ウェッジでの2打目をグリーン奥にこぼすミス。UTでのティショットを左に曲げた3番でボギーが先行した。第1打を左バンカーに打ち込んだ6番(パー3)で2つ目をたたいた後、8番(パー5)でバーディを決めたが、中盤はフラストレーションの溜まる展開に終始した。

12番で8m、13番では6mのバーディパットがわずかにカップをそれて天を仰ぐ。14番(パー5)では2mをものにできず、わずかな時間、思わず静止した。左サイドに池が構える334ydの15番、1Wを振り抜いてグリーン手前のバンカーに運びながら、ショートゲームにミスが続いて3パットボギーとした。

「パッティングが入らないとしんどい。アプローチも良くなくて、こういうスコアになっている。良いショットを打っても、後につながらなかった」。観ている側からは思わぬミスの連続。「予想外というか…下手でしたね」と、自分に呆れるようにこぼした。

この日はテストを続けていた1Wのシャフト(UST マミヤ アッタス クール)を実戦投入。アイアンも6月上旬以来、初めてスリクソン Z965 アイアンに戻してプレー。ショットについては「良いところも増えてきているので、あともう少しかなと思います」と話したが、ギアに関する評価は急がない。1アンダーでまとめた終盤3ホールについても「気休めですね」と厳しかった。

プレーオフの後半2試合は予選落ちがない。「まあ、4日間あるんで頑張ります」と少ない言葉に無念さは募るばかり。くるっと背中を向けて、西日の注ぐ練習場へと歩き出した。(イリノイ州レイクフォレスト/桂川洋一)

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