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イーグル締めにも…松山英樹は「噛み合わない」と憮然

◇米国男子プレーオフ第2戦◇デルテクノロジーズ選手権 初日(1日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇パー71(7342yd)

フェデックスカップランク4位でプレーオフ第2戦を迎えた松山英樹は「72」で回って1オーバーの42位で滑り出した。ショットの精度を欠いたが、最終18番(パー5)をイーグル締め。土壇場のひと振りで大きな出遅れは回避した。

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松山のショットは序盤から乱れた。同ランク5位のジョン・ラーム(スペイン)、同6位のリッキー・ファウラーとの注目組で出ると、3番(パー3)のティショットは左に出てロープを越えた。2打目はグリーンの傾斜に邪魔されて寄せきれず、パーパットを1.5mオーバーさせると、返しのパットはカップ右フチをなめ、ダブルボギーに苦い表情を浮かべた。

続く4番をバーディとしてバウンスバックしながら、「噛み合わないゴルフをしてしまった」と後が続かない。6番(パー4)では左ラフのこぶからの2打目をグリーン奥にこぼした。3.5mのパーパットがカップ右をすり抜けると思わず、心地よい風が吹く青空を仰いだ。

チャンスを作れないまま突入した後半は我慢の展開。1打目を右の林に入れた10番では8mのパーパットを入れてしのいだ。パーオンできなかった14番でも2mを決めた。

耐えに耐えて最後は意地を見せた。夕日に照らされた最終18番のフェアウェイ。残り230ydの2打目で5Iを振り抜くと、横長のグリーンに着弾したボールは、右サイドに向かって下り傾斜を転がった。取り囲んだギャラリーのボルテージが徐々に上がる。カップをわずかにそれてアルバトロスとはいかなかったが、1.5mをきっちり沈めてイーグルを奪った。

好ショットで拍手をさらったが、自身の状態を踏まえるとなんの気休めにもならない。この日のフェアウェイキープ率は35.71%で全94選手中93番目。「集中し切れていないわけではない。技術的な問題」と話した。会心の締めくくりにも「たまたまです。なんでこの状態で打てたかわからない。(イーグルで良かったのは)スコアだけ」と冷静に振り返った。

自らの状態を上げることが急務。「あしたは(スタートが)朝なので(十分に)練習する時間がない。どうにかして予選通りたい」と話すと、すぐにパット練習場に直行した。そこにいたフィル・ミケルソンと2人。暗くなり出した空の下でボールを転がし始めた。(マサチューセッツ州ノートン/林洋平)

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