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2017年 AT&Tバイロン・ネルソン
期間:05/18〜05/21 場所:TPCフォーシーズンズリゾート(テキサス州)

石川遼、6戦で5回の予選落ち 1Wショット修正には収穫

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 2日目(19日)◇TPCフォーシーズンズリゾート (テキサス州)◇7166yd(パー70)

5オーバーの122位タイから出た石川遼は3バーディ、2ボギーの「69」。通算4オーバーとしたが、91位で2週前の「ウェルズファーゴ選手権」に続き、2試合連続の予選落ちを喫した。

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曇天でカットラインの下から巻き返しを期した石川は、スタートの10番をボギーとしてからも1Wを積極的に握り続けた。前日ティショットを池に入れて「8」をたたいた11番(323yd)は、再度1Wで池越えにチャレンジし、グリーン右のラフまで運んだ。13番で8mを残したバーディパットがカップの奥の“壁”にぶち当たって入ると、本人もビックリ。インで唯一のパー5である6番で2つ目のバーディを決め、安定感あるプレーでチャンスをうかがった。

この日はグリーン上でのプレーに苦しみ、結局、大幅な巻き返しにつながらなかった。パット技術の指標であるストローク・ゲインド・パッティングは「-0.654」と低迷。一方で、大きな課題だった1Wの安定性が向上した。

飛距離を落としてストレートボールでスポットを狙っていくのではなく、ホールによってイメージが湧くボールを選択することで集中力を高めた。

15番では高弾道のドロー、左に池がある18番では低いフェードボールでフェアウェイをキャッチ。「きょうは2種類の球を打っていけたのが収穫。今年、1Wが良かったサンディエゴ(ファーマーズインシュランスオープン)では、とにかくひとつの弾道、真っ直ぐ、真っ直ぐと打っていったけれど、きょうは久しぶりに思った通りの弾道で打てた」という。

直近6試合で5試合の予選落ち。前日のパー4での「8」が悔やまれるが「目の前の一日を目的を持ってやりたい。きょうの収穫も、学んだこともある。これを何カ月も続けて、自分のものにしていかないと」。痛い目を見たからこそ、より自覚することもある。

「70」を切ったのは3月の「バルスパー選手権」第1ラウンド以来。約2カ月ぶりの60台は、わずかでも自信につながるはず。次戦は2週後の「ザ・メモリアルトーナメント」(オハイオ州)となる。(テキサス州アービング/桂川洋一)

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