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“本命ペア”に波乱 五輪金銀と世界3位&9位が姿消す

◇米国男子◇チューリッヒクラシック 2日目(28日)◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7425yd(パー72)

普段と異なるダブルス戦のフォーマットにトップランカーたちも苦しんだ。大会前のツアー公式サイトの優勝予想で1、2位になった“本命ペア”が相次いで予選落ちを喫した。

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昨年の「リオデジャネイロ五輪」の“金銀ペア”として注目されたジャスティン・ローズ(金メダル/イングランド)、ヘンリック・ステンソン(銀メダル/スウェーデン)は通算6アンダー。優勝予想1位と前評判は高かったが、カットラインに1打及ばなかった。

「66」を出したフォアボール形式(各選手が自分のボールを打ち、各ホールで良い方のスコアを採用する)の第2ラウンド。ローズが4バーディを奪ったのに対して、ステンソンは2バーディに留まった。

ショットが荒れたステンソンは「予選通過には6、7アンダーは必要だと思っていた。初日はいい流れで回れていたが、きょうは難しかった」と悔やんだ。ローズは「必死に戦ったけど決勝ラウンドに残れなかった。勢いに乗れなかった」とした。

大会屈指の豪華ペアだった世界ランク3位のジェイソン・デイ(オーストラリア)、同9位のリッキー・ファウラーは通算5アンダーだった。スター同士の競演は、練習ラウンドをともにする機会がなく不安を残した開幕だった。

デイは「普段と違うフォーマットに少し難しさを感じた」と悔やんだが、「リッキーと一緒に出来たことは良かった。僕は来年も出たいと思う」と新フォーマットに満足感を示した。この日を1バーディ、1ボギーと伸ばせなった相棒を「僕らは互いのために必死に戦おうとしたよ。悔しさまで共有できたからね」と笑顔で励ました。

ファウラーは「デイを援護出来なかった」と肩を落としながら、「デイと一緒に過ごせたのは素晴らしい経験だった。このフォーマットには非常に満足している」と続けた。(ルイジアナ州ニューオリンズ/林洋平)

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