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谷原秀人は4位フィニッシュ エース締めでマスターズへ

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 最終日(26日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

5日間大会の締めくくりは2連敗に終わったが、谷原秀人はオースティンで主役のひとりであり続けた。午前中の準決勝でダスティン・ジョンソンに1アップの惜敗を喫した後、ビル・ハースとの3位決定戦で海外ツアー初のホールインワンを記録。2&1で敗れながらも、初日にジョーダン・スピースを破ったベテランは、最後まで注目を浴びた。

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疲労がピークに達していることは、誰の目にも明らかだった。重い足取りで上り坂を踏みしめ、ティグラウンドに立った7番(パー3)。202ydを8Iでフォローの風に乗せたショットは、グリーンの手前の段から駆け上がり、10ydほど転がってカップに消えた。

「笑いましたね。ここで入るか!って」。ギャラリーの叫び声の輪の中で、対戦相手やレフリーともハイタッチ。「でも、気持ち良いですね…。皆の声援をもらって」。決勝戦と同時進行する3位決定戦への興味を限界まで引き上げた。

試合は2アップとリードして折り返しながら、その後13番からの2連続ボギーが響き、逆転負けを喫した。最後は1mのパーパットを外した17番(パー3)で決着。「みんな正確性もあるし、曲がらない。うまく攻めていく」と悔しさをにじませた一方で、充実感もある。

「良いゲームだったと思います。ダスティンにしても、ハースについても良かった。楽しかった、メチャクチャ。ジョーダンからはじまり、全員が自分よりも格上。一対一でやることはなかなかない」。5日間で7マッチ。38歳は出場64人のうち、予選のプレーオフで6ホールを回ったハースと並ぶ、最多の計119ホールを戦い抜いた選手になった。

世界ランキング60位から50位以内に浮上し、2週後の「マスターズ」出場に滑り込み。1月の米ハワイに始まり、世界を回って自身10年ぶりの大願を成就させた。

「滑り込む確信?ほぼ、なかったでしょうね。でも、ダメでも最後まであきらめずやることが大事だと思っていた。入っても、入らなくても、自分ではすっきりしたものがあったと思う」。自称“あきらめの悪い男”は、オーガスタに続くわずかな望みを最後まで捨てなかった。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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