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松山英樹、アイアンショットで大観衆に魅せた!スタジアムでピンそば30cm

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 3日目(4日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)

連覇は視界に入っている。9アンダーの3位から出た松山英樹は6バーディ、3ボギーの「68」で回り、通算12アンダー。2万人収容のスタンドに囲まれた16番(パー3)でバーディを奪った。首位とは4打差の3位から、逆転をかけて最終日に臨む。

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待ち焦がれていたナイスショットのつるべ打ちが3日目にして披露された。松山は出だし1番の第1打を左のサボテン地帯に打ち込み、アンプレヤブルを宣告してボギー発進とした後、2番から2連続バーディでバウンスバック。5番、6番ともに残り150yd余りの2打目をピンそば2m以内につけて再びバーディを連ねた。

例年通り、場内は土曜日に一番の大入り。1日の来場者数としては史上最多の20万4906人を記録した。会場のボルテージが最高潮に達した終盤に、ディフェンディングチャンピオンが魅せる。15番(パー5)、フェアウェイからの第2打の際、ギャラリーが上げた奇声にショットを乱されながら、アイアンでなんとかグリーンの左バンカーまで運んでバーディ。「これだけ(観客が)いればね。1回くらいあっても仕方がない。バーディで良かった」。そして、続く最高の舞台で最高の一打を見せつけた。

巨大スタンドに囲まれた通称“スタジアム”の16番。ムービングデーはディグラウンドが前方に出され、129ydに設定された。軽いアゲンストの風を感じながら、PWでのティショットが描いた放物線はピンの根本に落ち、カップの30cm手前にピタリ。「良いショットが打てて良かった」。この日の全選手で最も近いバーディパットを決めて、観客席の2万人を狂喜させた。

「アイアンは良くなってきた感じがあるが、ティショットとパッティングが悪くなってきているので、どうにかしないといけないなと思います」。残り112ydからバンカーに入れた9番の第2打、左の池に入れた17番の1Wショットなど大きなミスもあったが、それも松山の気持ちをいっそう引き締めさせる。

「捕まえようと思って捕まえられるならラクだけど、そんなに簡単にうまくいかない。18ホールを通して良いプレーができたらチャンスはあると思います」と、まずは終盤にしびれる争いをするための準備を整えたい。昨年は首位に3打差で最終日をスタートし、2打差で迎えた71ホール目からプレーオフに持ち込んだ。4打差は小さくない。だが、臆するほどのビハインドでもない。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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