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2017年 SBSトーナメントofチャンピオンズ
期間:01/05〜01/08 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)

松山英樹の“不安的中” 起死回生のイーグルも逆転ならず

◇米国男子◇SBSトーナメントofチャンピオンズ 最終日(8日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)

「ある程度、予想できた結果だったと思う」。抱き続けていたパットへの不安が、勝敗を分けた。首位と2打差の2位から出た松山英樹は、1イーグル、4バーディ、3ボギーの「70」とし、優勝に3打届かない通算19アンダーの単独2位で終了。終盤3ホールを残して首位のジャスティン・トーマスに1打差に迫ったが、17番の3パットボギーで突き放され、2017年初陣で惜敗した。

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最初の1番から、「きのうまで出ていなかったミス」が松山の出足を鈍らせた。1.5mを外しての3パットでボギーが先行。3番で6mを決めてバーディを獲り返すが、続く4番では2m弱のパーパットがカップを逸れた。

対するトーマスは8番までに3バーディとし、サンデーバックナインを前に5打のリードを許したが、松山は「普通にやっていればチャンスはあると、気にはしていなかった」という。そんな強靭なメンタルも、終盤の猛追を呼び込んだのか。距離が短い14番(306yd)では、1Wでグリーン左手前20yd地点に運ぶと、ロフト60度のウェッジでフワリと上げた2打目を直接カップに沈め、起死回生のイーグルで3打差に詰め寄った。さらに15番(パー5)では、トーマスが2打目を大きく左のペナルティゾーンに曲げてダブルボギー。松山は3mのバーディパットを外したものの、わずか2ホールで1打差に肉薄した。

「1打差になって、チャンスはあると思った」という希望の光は、終盤のグリーン上で閉ざされた。16番では2.5mのチャンスを外し、17番では1mを外して痛恨の3パットボギーとする。対するトーマスは、17番の2打目をピン右1mに付けるスーパーショットを放ち、4ホールぶりのバーディでリードを3打差へ。「15番、16番で追いつけなかったところ。そこで余裕を持たせてしまったので、(トーマスは)17番で良いショットが打てたんだと思う」。松山は、勝機を逸したグリーン上を悔やんだ。

「もっとレベルの高いゴルフができれば、ジャスティンを最初から苦しめられたと思う」と反省の言葉は尽きなかったが、米ツアー出場今季3試合で2位、優勝、2位と、その存在感はさらに増した感がある。賞金ランク、フェデックスカップポイントランクともに1位をキープしたまま、次週は2年ぶりの出場となる「ソニーオープンinハワイ」に乗り込む。(ハワイ州カパルア/塚田達也)

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