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2位発進の松山が打ち明けた「W杯」で出来なかったこと

◇米国男子◇ヒーローワールドチャレンジ 初日(1日)◇アルバニーGC(バハマ)◇7302yd(パー72)

タイガー・ウッズの15ヵ月ぶりのツアー復帰で沸く中、松山英樹が1イーグル、7バーディ、1ダブルボギーの「65」で回って2位発進。8アンダーで首位に立つJ.B.ホームズとは1打差の好位置で滑り出した。

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去年は痛恨の最下位発進だったが、同じ轍は踏まなかった。いや、実際は一時きわどかったとも言える。8番(パー3)でアプローチをミスしてダブルボギーとした松山は、イーブンパーへとスコアを落とした。続く9番のグリーン脇で上位陣がスコアを伸ばすリーダーボードをしげしげと眺めると、首をひねってつぶやいた。「そんなに簡単なコースなのかなぁ・・・」。

きっかけとなったのは、1mを沈めてバーディとした9番(パー5)のパッティング。「昨日、今日の朝となかなかうまくいかない中で、たまたまかもしれないけど9番くらいから良くなった」というのは、自身の中でパッティング中の“なにか”を変えたから。「(外から見ても)それは分からないと思うし、それが上海(WGC-HSBCチャンピオンズ)やアトランタ(ツアー選手権byコカ・コーラ)の良かったときに近付いているのか、遠くなっているのかも分からない」という繊細な世界だ。それでも、そこからは面白いようにパットが決まった。

11番(パー5)、12番(パー3)、14番とバーディを奪い、15番(パー5)は残り204ydの2打目を7Iでピン手前6mにつけて、イーグルパットを流し込んだ。最終18番も上から3mを沈めて、9番以降の10ホールで7つ伸ばした。「ここまで伸ばせるとは思っていなかったので良かった。後半からパットが良くなって、それがスコアにつながった」と力強く語った。

「先週からいろいろトライしているんですけどね・・・」と漏らしたのは、そのパッティングのこと。「やっぱり個人戦とチーム戦ということで、今日みたいに“試合中に変える”ということが(先週は)できなかった。そういうものができるようになったら、ワールドカップも勝てたのかなという思いはある。変なプレッシャーというか、自分の中でいろいろ意識し過ぎた部分が、先週の結果になったのかな」と打ち明けた。

去年のこと、先週のこと。悔しさを糧にして、また一歩前に進んだ。(バハマ・アルバニー/今岡涼太)

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