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2016年 ISPSハンダ ゴルフワールドカップ
期間:11/24〜11/27 場所:キングストン・ヒースGC(オーストラリア)

前夜の作戦会議で打順変更 松山英樹&石川遼はアンダーパー

◇国・地域別対抗戦◇ISPSハンダ ゴルフワールドカップ 3日目(26日)◇キングストン・ヒースGC(オーストラリア)◇7111yd(パー72)

1つのボールを交互に打ち合うフォアサムのストロークプレーが行われ、8位タイから出た日本代表の松山英樹石川遼は4バーディ、3ボギーの「71」とスコアをひとつ伸ばした。通算7アンダーの4位タイに順位を上げ、あすの最終ラウンドで単独首位デンマークを7打差で追う。

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初日のフォアサムでは松山が奇数ホール、石川が偶数ホールでティショット。日本はこの日、担当ホールを入れ替えた。前日までのプレーを振り返り、安定感のある松山にパー5(8番、12番、13番)での第1打と、アイアンショットを多く打たせるプランに変更した。

4番でボギーが先行した後、松山が5番でフェアウェイから残り60ydをピンそば1.2mにピタリとつけてバーディ。続く6番(パー3)もパートナーがアイアンで作った5mのチャンスを、石川がきっちり沈めて連続バーディを決めた。

石川のティショットが右へ乱れた7番、9番でボギーをたたいたものの、中盤で踏ん張る。13番では石川が1Wを振り切り、松山がフェアウェイから残り35yd余りの2打目をピンそば2mにからめてバーディ。続く14番(パー5)も松山が第3打で作った3mのチャンスを石川が生かした。

「(石川が)13番でしっかりティショットを打ってくれてバーディを取れた。次のロングも長いパットを決めてくれた」(松山)、「僕のティショットよりも英樹のアプローチが最高。13番はパットも僕は違うラインを読んでいた。フックすると思っていたら(松山が)『ちょっとスライス?』って。真っ直ぐ、打ったら入った」(石川)。ダブルス戦では、どちらか一方の力で奪うバーディはひとつもない。

作戦会議は前夜の食事中だった。「“言いだしっぺ”は僕です」と石川が明かす。「奇数のホールでティショットをすると、1Wショットの機会が少ない。今週の僕の1Wは良くない。それに英樹のアイアンショットはグリーンをヒットする可能性が高い。状態が良くなくてもショットの安定感は英樹の方が上だから」。

松山にしてみれば、提案があった当初は「俺は反対でした」という。その理由は、パッティングの調子が今週著しく下がっており、石川がバーディパットを外した後のパーパットに不安があったから。「自分のパッティングの状態を(不安に)思っていた。でもワガママを言ってもしょうがない。(石川が)せっかく自分のアイアンショットを買ってくれている。それを生かして(石川に)バーディパットをより多く打ってもらうのが、チームが上に行くための作戦かなと思った。初日もこうやれば良かったところもある」。我慢を強いられるフォアサムとはいえ、トップを追う立場としては、互いの“良い状態にあるプレー”を生かして、巻き返す必要があった。

前日終了後に青木功が「あした(3日目)、1つ2つ伸ばせば面白い」と話していた通りの展開になった。首位のデンマークとは7ストローク離れている。最終日と同じフォアボールのフォーマットだった2日目、デンマークは「60」を記録した。「ちょっと厳しい数字ではありますけど、あしたふたりがかみ合えば、まだ可能性はある」(松山)。

ホールアウト直後、ふたりは声を掛け合った。「あしたは50台で回ろう」―――(オーストラリア・メルボルン/桂川洋一)

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