米シニアデビューしたデーリー。悪童っぷりは健在？（Scott Halleran/Getty Images）

米国シニアツアーの「インスペリティ招待」は8日、テキサス州のザ・ウッドランドCCで3日間大会の最終ラウンドを行い、チャンピオンズツアーに初出場したジョン・デーリーは通算2アンダーの17位タイでフィニッシュした。イェスパー・パーネビック（スウェーデン）が2位に4打差をつける通算12アンダーで初優勝を飾った。

1991年「全米オープン」、95年「全英オープン」を制したメジャー2勝のデーリーは、4月28日に50歳の誕生日を迎えシニア入り。今大会に来場した先着1000人のギャラリーには、デーリーのバブルヘッド人形がプレゼントされた。

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初日はかつて、困窮していたデーリーがシニア入りしたら、15万ドルを払うと誓っていたファジー・ゼラーと同組だった。時は流れたが“悪童”はゼラーに金を要求するつもりはないという。「すべての始まりって感じだ。このドキドキする感じはいいもんだ。表に出てきて、ポジティブな緊張感がある」とデビュー戦に心を躍らせてプレーした。

それでも首位に6打差から出た最終日は17番でトリプルボギーを叩き、終盤のつまずきに「7つ打っただけだ」と憮然と言った。「思っていたよりもいいプレーができたんだ。フェアウェイにも今週はよく置けた。アイアンショットが良くなかったけれど、良い状態に近い」

2週後に行われるシニアメジャー「リージョンズトラディション」に出場する見込み。「帰って、必要な練習をするだけだ」。闘志に再び火がついたようだ。