予選落ちを喫したブライソン・デシャンボー(Marianna Massey/Getty Images)

テキサス州のTPCサンアントニオで行われている米国男子ツアー「バレロテキサスオープン」2日目。期待のルーキー、ブライソン・デシャンボーが早くも会場から去った。連日の日没順延を強いられた予選ラウンドは「74」「73」で通算3オーバー。暫定のカットラインに3ストローク及ばず、決勝ラウンド進出を逃した。

最後は急ぎ足でホールアウトした。前日の雷雨中断の影響を受けたこの日は、午後3時40分にティオフ。2オーバーからの巻き返しを狙ったが、第3打を左サイドの荒地に打ち込んだ8番（パー5）でダブルボギーを叩き、2つスコアを落としてハーフターンした。予選カットラインに2打届かない通算2オーバーで、最終18番（パー5）に入り、日没順延のホーンを聞くと、プレーを翌日に持ち越さないよう暗闇の中をボギーで上がった。

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2週前の「マスターズ」でローアマチュアとなり、プロデビュー戦となった前週「RBCヘリテージ」で4位フィニッシュを決めた。今週は母校・南メソジスト大があるテキサス州での大会。注目を集めながら連戦に臨み「今週最も大切なのはしっかりと体を休めながらプレーすること」と開幕前から疲労感を隠さず、練習量もセーブしていたが、結果にはつながらなかった。

来季のシード獲得を狙うデシャンボーが当面の間、目指すのがスペシャル・テンポラリー・メンバーの資格。推薦出場試合数の制限（8試合まで）がなくなる、昨年度のフェデックスカップポイントランキング150位相当のポイントだ（現在122.5点／昨年の150位は361点）。

今後は2週後の「ウェルズファーゴ選手権」のほか、「AT＆Tバイロン・ネルソン選手権」「ディーン&デルーカ招待」「ザ・メモリアルトーナメント」「クイッケンローンズ・ナショナル」への推薦出場が決まっている。（テキサス州サンアントニオ／桂川洋一）