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「情けない」岩田寛はため息 4位健闘のご褒美は?

岩田寛はPGAツアー初優勝を惜しくも逃した

勝てるチャンスは確かにあった。米国男子ツアー「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」(カリフォルニア州・ペブルビーチGL)最終日、首位のフィル・ミケルソンと2打差で最終組から出た岩田寛は、3バーディ、3ボギーの「72」。バックナインで一時首位に立ったものの、上がり3ホールの2ボギーで、4位タイでフィニッシュした。

「悔しいというか、情けない。自分のヘタさ加減にあきれています」。ホールアウト直後の岩田は、そう言って大きく息をはき出した。

ミケルソンも、本調子とは言い難かった。11番でこの日3つ目のボギーをたたき、通算15アンダーへ後退。同ホールでバーディを奪った岩田が通算16アンダーとして、2組前を回るヨナス・ブリクストと首位で並んだ。

だが、あと一歩が抜け出せない。「ショットがひどいので、しのぐことしかできなかった。12番から一度もパーオンできなかった」。18番のグリーン方向から吹いてくるアゲンストの風のため難しさが増したが、「当たらないんです」と自身の技術を責めた。

それでも、12番(パー3)ではグリーン手前のカードバンカーから20ydを90cmにピタリとつけてパーセーブ。14番(パー5)でも、アゴの高いガードバンカーから50cmに止めてギャラリーをどよめかせた。「バンカーショットは、唯一やったといえるショット」。大学卒業からプロ転向するまでの1年半余り、父の言いつけを聞いてバンカーで多くの時間を過ごした岩田は、胸を張った。

15番を終えたとき、終盤に4連続バーディを奪ったボーン・テーラーが、通算17アンダーとして1打差の単独首位に立っていた。16番では「気持ちを切り替えて攻めようと思った」とアクセルを踏み込んだが、フェアウェイからの2打目はグリーン右手前のラフにつかまり、アプローチも寄せきれずボギーとした。「今の調子じゃこんなもん」。首位の背中が遠のいた。

最終18番(パー5)は「入れにいった」3打目のアプローチをミスしてボギーフィニッシュとしたものの、今回稼いだフェデックスカップポイントは123点でランキング72位へ浮上。賞金も30万8千ドル(約3480万円)を獲得した。

だが、目先の数字は目に入らない。「そういうんじゃないんですよね」と岩田は言う。「あーあ、なんのご褒美もないなあって思っていたんです。それで終わってアテストしていたら『来週出られるよ』って聞いて。そのことを忘れていました。嬉しかったのはそれだけです」。

今夜、車で次戦の会場ロサンゼルスへと移動する。出場2試合連続でトップ20入りにも「練習します。いつまでも調子が悪いって言っていられないので…」。ペコリと頭を下げた。(カリフォルニア州モントレー/今岡涼太)


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