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ウッズは復帰時期明言できず「光が見えない」

米ツアー外競技の「ヒーローワールドチャレンジ」でホスト役を務めるタイガー・ウッズが、開幕2日前の1日(火)に公式会見に出席し、腰痛からの復帰の見通しが立っていないことを改めて明らかにした。

バハマ・アルバニーで行われる今大会出場の松山英樹ら18人の精鋭の中に、その名前はない。ウッズが同試合を欠場するのは2009年以来6年ぶり。それ以上に会場の空気を重くさせたのが、ウッズ本人の口から威勢のいい言葉が出てこなかった事実だった。

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会見の冒頭のあいさつが終わり、さっそく復帰時期について問われると「答えるのが難しい質問だ。(現状は)タイムテーブル上にない。前向きになれることが何もないことが本当につらい。日によって、週によって、そのつど時間によって(状態が)違う」とウッズ。まともにボールを打ったのは、9月に3度目の手術を行う直前が最後。同時期には腰ではなく臀部から来る強い痛みを感じたという。

10月下旬には「これから長く、退屈なリハビリがスタートする」としていたものの、この日の時点では「まだ始まっていない」と話した。「トンネルを抜けた先の光が見えない」。来年の欧州と米国との対抗戦「ライダーカップ」で、米国選抜の副キャプテンに任命されたが、本人はやはり選手として出場したい意向もある。とはいえ最新世界ランクではついに400位に後退した。

「ヒーローワールドチャレンジ」は来年、20回目の開催を迎える。節目の年に、ウッズはフィールドにいるのだろうか。(バハマ・アルバニー/桂川洋一)

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