3日目の午前8時に前日の未消化分を終えた岩田寛。今季初の決勝ラウンド進出を決めた

ネバダ州のTPCサマリンで開催中の米国男子ツアー「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」は24日（土）、日没サスペンデッドとなった前日第2ラウンドの未消化分を午前8時から再開。1ホールを残していた岩田寛は最終9番（パー5）をパーでまとめて「73」（パー71）とし、通算2アンダーの69位タイで予選を通過した。

初日に「67」をマークした岩田は2日目の後半アウトで2番からボギー、ダブルボギー、ボギーと3ホールで4ストローク落として後退。暫定69位タイのカットライン上でこの日を迎えた。

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1Wショットを右ラフに打ち込み、2打目でフェアウェイにレイアップ。残り110yd強の3打目でグリーンを捕らえると「中途半端な距離だった。ここはボールが飛ぶ。まだ寒かったのもあっていろいろ考えたが、決めて打てた」と納得の一打に小さくガッツポーズを作った。2パットのパーでホールアウト。上位70位タイまでの通過ラインをクリアした。

先月の“入れ替え戦”を通過し、ツアーメンバーとなって2戦目にして初の決勝進出。同日に引き続き行われる第3ラウンドへ向け、「まだコースにやられている部分がある。とりあえず予選を通ってもホッとしないで、試しながら回っていきたい」と静かに意気込んだ。

前日に予選のプレーを完了していた石川遼は通算5アンダーの27位タイで決勝ラウンドに入る。（ネバダ州ラスベガス／桂川洋一）