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選抜滑り込みのホームズが大活躍 松山英樹&スコットを撃破

松山英樹アダム・スコット(オーストラリア)の世界選抜・必勝コンビを破った立役者は“12番目の男”だった。大会直前に選抜入りしたJ.B.ホームズが、バッバ・ワトソンとコンビで、マッチの行方を左右するバーディパットを立て続けに決め、3&2の勝利に大きく貢献した。

米ツアーのドライビングディスタンス部門で2位のワトソンと5位のホームズ。屈指の飛ばし屋タッグとして注目されていたが、ホームズはグリーン上で仕事人になった。ワトソンが作ったチャンスを2番、4番、5番と沈めて優勢な展開を演出。終盤は4mを決めた15番(パー5)に続き、16番で7mをねじ込み連続バーディで勝利をものにした。

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胸を張ったのはワトソンの方。「J.B.のパットが本当に良かった。だから僕は彼をパートナーに選んだんだ。ここ何週間か、ものすごくパットの調子が良いことを知っていたから。楽しかったぜ!(13番ホールで)あやうく2人で4パットしそうにもなったけどね」。もちろんホームズも「きょうは本当に僕らの思い通りにプレーできた」と喜んだ。

今大会が初出場。選抜入りは滑り込みだった。ジム・フューリックがシーズン末に痛めていた手首の故障による欠場を決め、前週に急きょ出番が回ってきた。正式決定は金曜日(2日)。「オフに入るつもりだったから。フロリダの自宅でテレビゲームをしていたんだ」

そもそもホームズには当初、2枠の主将推薦で選ばれるという目算があった。自動選出される米国選抜チームのランキングで10位から漏れたが、12位につけていたため。しかしジェイ・ハースが12番目の選手として選んだのは、過去全10回の出場経験があるフィル・ミケルソンだった。

「あの時、ジェイは電話で僕に1時間くらい、フィルを入れることについて話してくれたんだ。彼はチームに“経験”を必要としていた。僕も理解したよ」。すんなりとチームに加わり実力を発揮できたのは、キャプテンの真摯な心遣いも要因にあったかもしれない。(韓国・仁川/桂川洋一)

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