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小田孔明は6位から56位に後退 踏んだり“蹴ったり”

オハイオ州のファイヤーストーンGCで開催中の「WGCブリヂストンインビテーショナル」。2アンダーの6位タイの好発進を決めた小田孔明は、2日目に2バーディ、7ボギー、1ダブルボギーの「77」(パー70)を叩き、通算5オーバーの56位タイと大きく後退した。

パー3を除く全ホールで1Wを持つ積極策。“もろ刃の剣”はこの日、自分自身を傷つけた。出だしの1番で1Wショットを左ラフに打ち込むと、第2打を木に当て、3オン2パットのボギースタート。続く2番(パー5)でも第1打を左に曲げ、6mのバーディパットが傾斜を下って花道まで滑り落ちるミスからダブルボギーを叩いた。

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「あれで流れが悪くなった。風もアゲンストであまり弱いと(スライスラインで右に)垂れてしまうと思ったから、普通の強さで打てばいいなと思ったが、速かった」

1Wショットの修正もままならず、7番(パー3)までにさらに3つボギーを重ねた。前日は3オーバーから後半に巻き返し、この日も中盤11番で2m、14番で6mを決めて2バーディを決めたが、終盤15番から3連続ボギー。

ツキにも見放されたのは17番。ティショットを右ラフに置くと、第2打地点へボールを探しながら歩いている途中、シューズが何かに当たった。嫌な予感。深い芝の中に自分のボールがあった。「どこにあるの?と思ったら、コン!って聞こえたから完全に動いている。たぶん沈んでいたんだと思う」。1罰打を加えてこの日7つ目のボギー。「まさに踏んだり“蹴ったり”」と天を仰いだ。

前日のフェアウェイキープ成功は、11ホールで全体1位。それがこの日は8ホールにとどまった。決して悪い数字(全体8位タイ)ではないが、一夜明けて「すごく硬くなった。PWのショットでも5~6ydは転がった。きのうは止まっていたのに…」というほど、一気に硬くなったグリーンを攻略するには物足りなかった。

「この借金を取り返したい。絶対、絶対にアンダーパーに持っていく。あしたから2日、最低でも3アンダー、3アンダーで。なにせドライバーやね」。予選落ちのない4日間大会。闘志は失せていない。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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2015年 WGCブリヂストンインビテーショナル



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