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ゴルフ界にもトランプ氏放言の余波 PGA・オブ・アメリカが会場変更

2015/07/08 15:26

米国プロゴルフ協会(PGA of America)は、10月に予定されている「PGAグランドスラム」の開催地について、トランプ・ナショナルGCロサンゼルス(カリフォルニア州)から変更すると発表した。コースは不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が所有している。

トランプ氏は6月、2016年米大統領選の共和党候補指名への出馬を表明した際、中南米系移民について「殺人鬼」「強姦魔」と表現し、「国境に万里の長城を築く」と“公約”。発言を撤回せず、波紋が広がっている。

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PGAとトランプ氏は6日に面会し、トランプ・ナショナルGCでの開催を見送ることが双方にとって利益になると確認した。トランプ氏は「私の発言に対する拒絶反応を理由に、PGAに良くない結果をもたらすのは本意ではない」とコメントした。

PGAグランドスラムは、今年のメジャー勝者が36ホールで争うエキシビジョン競技で、10月19日から開催される予定。PGAは別の会場を探している。

一方、米国女子プロゴルフ協会(LPGA)は7日、今月30日からの「全英リコー女子オープン」について、現時点では当初の予定通りトランプ氏が所有するトランプ・ターンベリー(スコットランド)で開催すると決定した。「3週間でメジャーの使用会場を変更するのは困難」とした上で「この決定はトランプ氏の発言を支持するものではない」と説明している。

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