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ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/04~06/07  場所: ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

寄せワンパー9つ!首位陥落も松山英樹はショートゲームで耐えきる

グリーン周りでの粘りが光った松山英樹。首 グリーン周りでの粘りが光った松山英樹。首位とは3打差で決勝ラウンドへ

オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開催中の米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」2日目。8アンダーの首位タイから出た松山英樹は3バーディ、2ボギーの「71」で回り、トップとは3打差の通算9アンダー、5位タイで決勝ラウンドに進んだ。

大会の前年王者としては初日のベストスコアとなる「64」をたたき出した松山。1978年のジャック・ニクラスの「67」を更新して強心臓ぶりを見せた前日とは違い、この日は繊細なテクニックと忍耐力でスコアを作った。

「朝の練習から、昨日のフィーリングがなくて、同じように振っているつもりなのになかなか思い通りにボールを打てなかった」。出だしの10番から4ホール連続でフェアウェイキープ、パーオンをできないまま1パットパーを並べた。11番(パー5)では1Wショットを左のクリークに打ち込みながら、3Wでの3打目をグリーン奥のラフまで運んでボギーを回避。コースの特徴の一つである深いラフを淡々と攻略し、粘った末に15番(パー5)でバーディを先行した。

キーとなったのは17番だ。フェアウェイからの2打目をグリーン右手前のバンカーに入れ、3打目はグリーンオーバーの“ホームラン”。「左足上がりで、ちょっと嫌なライから突っ込んでいこうと思ったらミスをした」。左足下がりの深いラフからのロブショットはピンを6mオーバー。それでもこのボギーパットをねじ込んでみせた。

「あそこでダブルボギーをたたくと、きょうのショットでは持ち直すのは難しかったので良かった」。後半は1番で10mのバーディパットを沈めるなど、終わってみればアンダーパーでフィニッシュ。最終9番でもグリーン右手前バンカーからの3打目を60cmに寄せてパーでしのぎ、同組のフィル・ミケルソンは「週末にまだがんばろう」と、松山の手を力強く握りしめた。

パーオン成功が17ホールだった前日から一転、この日はわずか7ホールのみ。「疲れました。アプローチしかしていないですね」。9ホールで1パットパーを拾ったショートゲームの安定感に「ボギーを2つで抑えられたのは良かったなと思います」と胸を張った。

首位から陥落したが、2日間まったく異なるゴルフを披露して好位置につけていることが、引き出しの多さと、底上げされた実力を感じさせる。もちろん、苦しんだショットへの不満は隠そうとしない。

ラウンド後のインタビューで現地メディアから「きょうはいつまで練習するの?」と声が飛んだ。「良くなるまで」と切り返した松山に、周囲からは温かい笑い声が漏れた。ナイスラウンドにも満足せず、呆れるほどに打ち込む姿は、ツアーの多くの人が知るところだ。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)


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