GOLF DIGEST ONLINE ゴルフダイジェスト・オンライン
ニュース

米国男子の最新ゴルフニュースをお届け

ザ・プレーヤーズ選手権
期間:05/07~05/10  場所: TPCソーグラス(フロリダ州)

今季ベストの8位も…石川遼「可能性を感じず悔しい」

2015/05/11 09:38

ツアー初優勝には届かなかったが、今季初のトップ10入りを記録した石川遼

フロリダ州ジャクソンビルにあるTPCソーグラスで行われた「ザ・プレーヤーズ選手権」の最終日、首位と3打差の11位から出た石川遼は2バーディ1ボギーの「71」で回って通算8アンダーの8位タイ。ツアー初優勝には届かなかったが、今季初のトップ10入りを記録した。

「可能性を感じないゴルフだったので、悔しいというのが前提にある」。結果的には今季ベストフィニッシュを記録した石川だったが、満足感は少なかった。「バーディパットを外してもったいないというより、全部ボギーにしてもおかしくないところからパーをとっていた」。

昨日、今日と気温が上がり、コースは乾いて硬くなった。最終日は、優勝争いの難しさに加え、コース自体もその難易度が増していた。「緊張はしていた」と石川は振り返る。「今シーズン初めて、これだけ良い位置でスタートする。慣れないな、という緊張だった」。

それでも、序盤はしぶとくパーを拾った。2番(パー5)はグリーン奧からのアプローチを50cmに寄せてパーセーブ。3番(パー3)も奧ラフからのアプローチを3.5mオーバーさせたが、これをしぶとくねじ込んだ。

「ショットの感触は今日が一番良かった」が、「ただ、曲がっていた」。ようやくスコアが動いたのは9番(パー5)。3打目をピン上3mにつけてバーディを先行させた。

首位と3打差の通算8アンダーでサンデーバック9へ。10番6m、11番3m、12番2.5m。折り返した直後にチャンスが続いたが、ここ一番でのパットがカップの底を叩かなかった。「あれが決まっていたらというのはあるけど、決まらなかった分クールにいけた。心に波風立てずにフラットにできた」。

15番でグリーン左手前のフェアウェイからアプローチを3mショートさせてボギーとし、通算7アンダーへ後退。「残り3ホールで1つはバーディを獲りたかった」といい、その執念が続く16番(パー5)に繋がった。

16番パー5、石川の3打目は前方の木の右 16番パー5、石川の3打目は前方の木の右上を越え、池の上からフックをかけてピンそば3.5mへと運んだ。

1Wでのティショットを右ラフに入れ、フェアウェイに刻んだ2打目はフライヤーで想定より飛んでしまった。池のすぐ横、グリーン右端5ydに切られたピンと、石川の球の間には大きな木の枝が立ちはだかっている。ピンまでは残り93ydで左足下がりのつま先下がり。枝の下を通してグリーンに載せることは難しくなかったが、ピン方向にはグリーン手前にバンカーがあるため、そのルートだとカップ近くに運ぶことが難しい。

「本能的にバーディを狙っていた」という石川は、木の右上から池の上をかすめてフックをかけるルートを選択した。「必死に無理矢理フックかけたという感じ」というこの3打目をピン上3.5mに運んで、バーディパットもねじ込んだ。「今日イチでしたね」と石川。「でも冷静なジャッジだったか、というと分からない」と苦笑いで付け加えた。

優勝したリッキー・ファウラーのプレーをひと組後ろで眺めていた。上がり4ホールをバーディ、イーグル、バーディ、バーディ。「鳥肌が立った」と石川は言う。「あそこに行きたい」と刺激を受けた。

その差はなにか? と問われると、「すべては積み重ねだと思う」と石川は力を込めた。「自分は久しぶりというのもあった。あそこに行きたいという気持ちだけではダメ。トップにいる人は、長い間積み重ねている」。

この日、ばらつくショットで必死に粘ってしぶとく上位に食い込んだ。「あのゴルフでは最善の結果だと思う」と石川は言う。やるべきことはやった。今後に繋がるフェデックスカップポイントも、世界ランキングポイントも手に入れた。これを繰り返していくだけだ。(フロリダ州ジャクソンビル/今岡涼太)


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」どんなプロにも、素晴らしいプレーを生み出すクラブセッティングが隠されている。クラブ研究こそ上達の近道か!?