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2015年 WGC キャデラックマッチプレー
期間:04/29〜05/03 場所:TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)

マキロイとケーシーの勝負は持ち越し!“世紀の一戦”には…

最後は1.5mのチャンスを決めきれず、マキロイは思わず天を仰ぎ見た。カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパークで行われた「WGCキャデラックマッチプレー選手権」の4日目、ベスト4進出をかけたロリー・マキロイ(北アイルランド)とポール・ケーシー(イングランド)の戦いは、延長3ホール(21ホール)目を終えたところで日没サスペンデッドが決定。3日(日)午前6時45分(日本時間午後10時45分)に再開されることとなった。

18番を終えてオールスクエアとなった2人のマッチは、14番、15番、16番…の順で行うプレーオフに突入した。暗闇が迫る中、20ホール目の15番グリーンで「お互いで話し合って、“もう1ホールにしようか?”“そうだね”」と決めたとケーシー。

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16番では2オン2パットのパーとしたケーシーに対し、マキロイはアプローチを1.5mにつけて、決めれば勝ちという状況。だが、このパットは無情にもカップの底を叩かなかった。

暗さが影響したのかと聞かれたマキロイは「ああ。このホールをプレーできるかということ自体、微妙だった。決着をつけようと頑張ったけど、明日の朝に戻ってきてやり直すよ」とコメントした。

今大会開幕前から、4日目の夜にラスベガスで開催されるボクシングの「パッキャオ対メイウェザー戦」のプラチナチケットを入手し、現地観戦を望んでいたマキロイだったが、自身が日没サスペンデッドで試合を終えた数分後に、ラスベガスでは両者が入場。現地観戦の夢は叶わなかった。

「それはいいさ。自分にはやらなければいけないことがある。明日の朝6時45分にここに来て、1ホール取って、準決勝に進むんだ」

そう語ったマキロイだが、その後は用意されたピザをほおばりながら、記者会見場でテレビの画面を食い入るように見ていた。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

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