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ミケルソンが3打差 残されたバックナインに全力

3試合ぶりに予選通過を果たしたフィル・ミケルソンが、久々に終盤の組で歓声に包まれている。荒天でラウンドがずれ込んでいる米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」の4日目。第3ラウンドに「69」をマークして5位に浮上すると、引き続き行われた最終ラウンドも日没サスペンデッドとなった前半8番までに1つ伸ばし、通算4アンダーの暫定4位に浮上。首位との差を3打に詰め寄り、13年「全英オープン」以来のタイトルが見えてきた。

「今年の最初の数週間はパットに問題があったが、それほど心配はしていなかったんだ」と、年初の不振を振り返るミケルソン。今週は「パットに助けられている」と、ようやく噛み合ったプレーで上位争いへとつなげている。

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パットの貢献率を示すストローク・ゲインド・パッティングでは、第3ラウンドを終えた時点で全体3位を記録。「今週のグリーンはトリッキーで読むのが難解だけれど、パットが上手く打てている。それにも増して、ボーンズ(キャディのジム・マッコイの相性)の読みが素晴らしいんだ。今週の彼の読みは、これまでのベストウイークの1つだね」と、相棒の貢献を讃えた。

2日(月)に持ち越された未消化分は3.5mを残した前半9番のパーパットから再開。「まだ9ホールを残しているし、僕たちはみんな疲労が溜まっている。ゆっくり休んでストレッチをして、明日は3個か4個のバーディが獲れればチャンスがあるかもしれないね」。

世界1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が予選ラウンドで姿を消した今、もっとも多くのギャラリーを引き連れているミケルソン。すべての関心が、44歳のレフティに注がれている。(フロリダ州ウエストパームビーチ/塚田達也)

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