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地球を駆けるケプカ24歳「僕は世界一になりたい」

最後は松山を1打差で振り切ったケプカ。爆 最後は松山を1打差で振り切ったケプカ。爆発的な飛距離が武器。同世代の新星になる?

いずれライバルの1人になりそうな、才能の予感だ。アリゾナ州のTPCスコッツデールで行われた「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」。松山英樹のツアー通算2勝目を阻んだのは、地元米国の24歳、ブルックス・ケプカだった。

最終日を単独首位で迎えたマーティン・レアード(スコットランド)と、松山を交えた最終組。10アンダー2位からスタートのケプカは出遅れた。序盤にスコアを伸ばした2人に対し、最初のバーディを奪ったのは6番。飛距離では2人を終始リードしながら、パットが思うように決まらず、優勝争いの輪からは脱落したかと思われた。

上位の背中を捕らえたのは終盤15番(パー5)。ティショットは1Wで331ydをぶっ飛ばし、グリーン左手前のエッジに2打目で楽々到達した。パターでねじ込み、起死回生のイーグルとして通算15アンダーの首位に浮上。パーに終わった松山を逆転し、1打のリードをつけた。「とにかく歯を食いしばって我慢した。バックナインで今週はずっといいプレーができていたから」。豪快なショットとは裏腹に、普段から平静さを失わない姿勢で米ツアー初勝利をつかんだ。

フロリダ州立大出身。2012年に鳴り物入りでプロ転向したが、その後、戦いの場を欧州下部ツアーに求め、13年までに通算4勝を挙げた。レギュラーツアーに昇格した昨シーズン、11月の「トルコ航空オープン」で初勝利をマークし、欧州ツアー最優秀新人賞を受賞した。その間も、諸外国と母国と行ったり来たり。「旅の仕方や時間の使い方、ゴルフコースの外での過ごし方を学んできた」と、たくましく成長したタフネスに胸を張る。

旅を続ける中で、同世代のロリー・マキロイ(北アイルランド)と知り合い、たびたび練習ラウンドを行う仲にもなった。奇しくもこの日、そのマキロイが欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」で今季初勝利をマークした。

「ヒデキのことは、ここに来るまでよく知らなかったんだけど、彼は信じられない選手だ」と語ったケプカだが「僕は世界一の選手になりたい。時間はかかっても、そこへたどり着きたいんだ」と熱っぽい。松山にも負けないハングリー精神、そして勝負強さを見事に証明した。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)


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